こんにちは。47歳です。


Prime Videoで気になっていた映画、『ステップ』を観ました。


原作は重松清さんのこの本です。

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妻に先立たれ、幼い娘を育てるシングルファーザーとなった男性のお話です。娘が保育園に入るところから小学校卒業までが描かれています。


主演は山田孝之さん。

ちょっと個性的な役柄の印象が強いイメージでしたが、温かな目で娘を見つめるお父さん役が素晴らしいです。

映画では亡くなった奥さんのご両親とか、会社の同僚など、主人公の周りの人たちは協力的な様子でしたが、学校の先生やクラスの子たちは理解が足りていませんでした。

きっとそういうことって実際にもたくさんあって、家族の形態が多様化することで理不尽な思いをしたりなんかちょっと違うよね、みたいな感情を抱く場面も多いだろうと思います。


自分の想像し得ない経験をしている人について理解をするのは難しいですが、想像力は大事。いろんな経験をし、苦難を乗り越えた人はそれだけ想像できる範囲が広く、人に対しても柔軟で優しくなれるのかもしれません。




重松清さんの小説は好きで結構読みました。

映画化されている作品もたくさんあって、『とんび』もすごく良かったです。嗚咽するくらい泣きました。


映画や本は私の想像し得ない人生を少しだけ理解させてくれる材料になり、私自身を深めてくれます。

『ステップ』は私にとってとても有益な作品でした。


お時間のある方は、ぜひ。