4月から始まった顔真卿の書の学び!今月のお稽古は楷書にて「南城」を学んでいます。只今、学びを踏まえてどうしたら書けるようになるのか?と向き合っている最中です!


顔真卿の書体は物凄く特徴的です。改革的で、大胆な表出!書に対する情熱が物凄く、熱量を感じさせる顔真卿の書はある意味、特別な見方ができ、個性溢れる書であることを改めて感じます。


房仙先生から顔真卿は政治家で、書の元祖、王羲之を追求し越えようと努力して書道を極め、道開いてきた人であることを学び、書風から自分なりに顔真卿の人柄を模索しています。


先にイメージしたのが、ドラえもんのジャイアン風で、ここはこうする!と思ったら後には戻らずに自分を通すタイプ!なのかな???


また始筆の逆筆で入る書き方やお団子を作る書き方、角度を決めて慎重に払う書き方から、大胆ながらに細やかなところにとことん目と心を配る繊細さをも併せ持っていたのかな???と想像が膨らんでいます!

模索することで顔真卿の気持ち、なりきって書けるようになる!と思うと面白みも深まる感じです。


ひとつひとつの筆法をしっかりと踏まえて書こうとすると、流れを持ってと言う意識が途絶え、スピード感がなくなり、生きた線にならないことに気付かされました。


お稽古で腹式呼吸を改めて意識した書き方から、練習の中でも意識してやってみました。

穂先まで集中し、ふぅーと言う吐く息の流れに伴って、線が真っ直ぐな素直な線に近づいている感覚があり、気持ち的な部分ばかりでなく、顔真卿の書風から集中力の持続が物凄く大切になってくることを見込んで、意識的に取り入れて下さったんだろうなと練習しながら感じています。


ご指導の中で顔真卿は筆法に意識して書いていた訳ではない!とありました。気持ちが先に後から技法がついてきたんだろうなと思うと、顔真卿の存在感、力強さ、繊細さが書に表れるように書けることを目標に、戦おう!とメラメラと気持ちが燃えています!