藍色のおばあちゃん ・ 筍と猪パーティー
先日お花見に行った時の写真を廊下に貼りだしました。
みなさん、喜んでくれたのも、お互いの写真をほめていたのもうれしかったです。
でも、うまく庭園で行き会わずに、ほとんど写真を撮れなかった方もいました。そんな方が自分の写真を探しているのを見ると、もうしわけない~
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端の部屋にお邪魔すると、ベッドにおばあちゃんが腰をかけていて、おだやかな西日でうつらうつらしていました。
しばらくして、行ってみると、うつらうつらしていました。
しばらくしても、うつらうつらしていました。
「ここのお部屋は、あったかくていいですね。今日はずっとここでひなたぼっこですか」
「他にやることないからね。」と朗らかに笑いました。
シイさんはユーモアがあって割とおしゃべりなのに、不満を言わない方です。いつもかっこよく、藍色が似合います。 僕が出会った人の中でもっとも藍色が似合う人。
「シイさんはほんとにいつも不満を言わないですよねー。いろいろいいたい文句もあるでしょうに。すごいですねえ。」
「共同生活だからね。 工場に行ってたからね。女衆ばっかりだったから、いろいろあるからね。」
「やっぱり女の人ばっかり何十人もだと大変ですか。」
「大変だね。働いて、お金なんて、残ってないよ。」といってカラッと笑いました。
「でも、シイさんは、人間が財産だから。 ぼくなんて、言わない方がいいってわかってても、なんか言ってやろうって思っちゃうもん。 シズさんは人間が財産ですよ~」
といったら、今度は照れながらカラっと笑いました。 とってもいい笑顔をいただきました。
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たのしみのくじらぐもにいきました。 まず、ぼけええ、としました。
だんだん生きられる時間がもどってきます。
イチゴのシフォンケーキとコーヒーをしみじみいただきました。
縄につながれている4頭のヤギたちを迎えに行きました。
一頭の子ヤギの首に他のヤギの縄が巻きついていて、窒息しかかっていました。
あわてて、ひめさんと縄を解きましたが、なかなか解けず、肝が冷えました。 無事でした。
でも解き終わった後、親のメイちゃんに頭突きをされそうになりました。 そういうものだと思えました。
夕食の筍ごはん会に呼んでいただきました。
みんなで囲炉裏をかこんで、筍ごはんと猪の味噌焼きをいただきました。 他にたくさんのおかず。
これで元気が出ないんなんて嘘だぁ!っというようなご飯でした。
初めて出会う人もいたのですが、くじらぐもにいると、はなしやすくて嬉しいです。
それに、何か持っている人が多いので、結果として聞ける話もおもしろいし。
ひるがえって自分に何かあるとは思わないけれど、いくぶんでも心があれば、そこにいてもいい、っていう気がするので、安心です。
でもお世話になりっぱなしだああ。