かぶき者が転じて歌舞伎になったのは有名な話です。
常識から逸脱したものをかぶき者と言っていたことから、歌舞伎の発祥は常識外なものだったのですね。
日本人はムラとか集落のつながりを大切にしていて、外からくるものに対してや常識の範囲外にあるものを忌み嫌う風潮がありました。
いえ、今でもありますよね。
なんでか、個で行動しない個を主張することを恐れる。個を主張する人をはぶく!
日本人独特なのか、いや、人間の防衛本能なのか。
小さい頃、個を出しすぎていじめられて協調性に縛られている私が言うのも恥ずかしい話ですがww
話を戻します。
伝統や、形式美を重んじる日本において歌舞伎が発生する前の伝統芸能は能楽だったのです。
あまり知られてない話ですが、今のように地方交流が活発ではなかった江戸時代、江戸城で話されていた、いわゆる標準語が何かご存知ですか?
実は、能の節回しなのです。
だって、地方大名が集まって話をすると想像してください。
薩摩弁と津軽弁で会話が成り立つわけがない。
公用語が能の節回しって、結構江戸城内面白いですよね。
会話がまどろっこしい!
寝ちゃうってww
あら、また余談!
でも、今を考えてください。
伝統芸能の形式美の代表格は歌舞伎です。
かぶき者が、形式を打ち破って新しい芸能を作ったのに、名前の由来が残っているのに伝統芸能なんです。
こうして、芸能はどんどんかぶいていきます。
もちろん、能楽だって初めはかぶきもの!
私たちもどんどんかぶいていきます。
今度の歴史新大陸さんの舞台もむっちゃかぶいています。
信長がかぶき者だったように。
かぶき者は世界を変えます。
どんどんかぶきましょうww
結構、トリビア的なブログ書いてるんだけど読んでもらえないの残念だな。
まあ、いいです。いずれ、陽の当たる日も来るでしょう。
あー、マメトリビア!
風姿花伝を読むと、能楽の能って、才能の能なんですよね。
これを機にもう一回芸能史勉強しましょう。楽しくなって来たww