今日は少し『脳』を考えてみました。

まずこの脳は頭蓋骨という頑丈な壁に囲まれた中に閉じ込められた状態です。

外の世界が全く見えません。

脳が世界を知る方法は、身体の情報からです。 


 自分の身体が“今どんな状態か”というお知らせによって、脳は状況を判断します。


 苦手な人のことがどうしても気になって、ついつい考えてしまう。

これは脳にとってどういうことか?!


 “こんなにもあの人のことを考えるってことはつまり関心があるってことだよね。だって以前もそうだったよ。あの人のことを考えると心臓バクバクだもんね。そう、これその時と同じだよ。きっとそうだよ。”


 感情的には『好きと嫌い』、全く違うものであっても、身体の反応は『興奮する』という少ないバリエーションです。

その少ないバリエーションのなかから、脳は過去の記憶と結びつけて結論づけます。

だから脳にできることは、今の感情の方向を増幅させることだけです。

嫌な時はよりイヤに、楽しいときはさらに楽しいと···変化させます。


 では初めに戻って、この苦手な相手をどうやって消し去るか!


 目の前に現われるのは同じ周波数を持った別の姿をした貴方。

貴方が自発で“貴方に興味がなくなりました”と意識をむけなくなると、相手も“貴方に興味がありません”と同じものを投げ掛けてきます。


 これです、興味がないと決めるだけです。

身体と脳の総合作用、無意識と意識の総合作用の途中で心、感情がつくられていくのでしょう。


 両方なくては『心』は生まれないのでしょうね。