櫻葉ではなく、相櫻です(>_<)
BL的表現あり。これは素人が自己満足のために書く妄想小説です!!実際のものとは一切関係がありません汗。
大丈夫な方のみ、前へお進みくださいm(_ _)m
先輩と一緒にいられてウキウキ相葉くんです♪
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今日も先輩は一人で練習していたらしい。遠くの的には数本の矢。ほぼ全部命中してた。
「何か飲む?」
「えっ!!お、お気遣いなく!!」
「あー……じゃあ一緒にお茶飲まない?俺練習の後で喉渇いちゃってて」
「え?あ、はい!いただきます!」
オレが腰を折り曲げて礼をすると、先輩がクスッと笑った。多分また練習の邪魔をしちゃったんだろうって思うのに。こうしてオレを気遣ってくれて……嬉しくてニヤニヤが止まらなくて、俺はますますこの人が好きになる。
先輩はしばらくして麦茶のペットボトルとコップを2つお盆に乗せて戻ってきた。そうしてオレの前に正座で座ってお茶を注いで、オレに渡してくる。
「ありがとうございます」
「ん」
先輩も自分のお茶を注ぐと、今度は胡座をかいて一気に飲み干す。ごくりと動く喉と、満足そうにはぁっと息を吐いた声。何でかオレはドキッとした。
カズくんとか他の人のそれを見たり聞いたりしたところで、ドキッとなんてしないのに。
落ち着くために、目の前のお茶をごくりと飲んだら、先輩が話しかけてきた。
「今日は一人なんだ?」
「えっ…あ、はい。カズくんはもう教科書買ってあったので、オレだけ」
「そっか」
「あの…」
「ん?」
「今日もお一人ですか?」
そりゃ見たら分かるんだけど。声をかけてもらってばかりじゃ、なんか申し訳なくて、勇気を出して話しかけてみると、先輩が言った。
「あぁうん。というか、大体一人だよ。智くんは学校が休みの時ここであんまり練習しないし」
「あ、そうなんですか」
「元々昔から通ってる弓道教室があるから、そっちにいることが多いかな?」
「へぇ…」
先輩が自分のコップにまたお茶を注いだ。今度は飲み干すんじゃなくて、一口ずつゆっくり飲む。オレの飲むペースに合わせてくれてるみたいだった。