【前回のあらすじ】付近に電車の駅もない、南砺市井波エリアの旧井波駅へバスでやって来た私だが、突然の雨に襲われ、道の駅を目指す事に…。果たして…?
※(追記)旧井波駅とは、元 加越能鉄道加越線の駅。この路線は1972年に廃止され、現在この井波エリアへはJR城端線の砺波駅、福野駅、福光駅等からバスに乗って行く必要がある。
7/24(月) 16:40 井波道の駅
中には客が数名居たが、特に何かある様子でもない。
雨で濡れた私は、この中で雨宿りも兼ねて時間を潰す事にしたのだ。
しかし、数分後、とある事実に気づいてしまったのだ。
ここが、道の駅が、来たバス停から遠く離れた場所にあったという事に……。
次のバスの発車時刻は17時15分。現在の時刻は16時50分を過ぎたところ。それまでにバス停に帰って来なければならない。
この真実を受け入れた私は、雨の中、道の駅から出て目的地まで歩き出すのであった。
後で調べてみたが、井波道の駅はバス停から徒歩21分離れた場所にあった。16:54に道の駅を出発すれば間に合う計算だった。
この大雨の中で、スマートフォンからグーグルマップにアクセスするのは苦難の技だった。もうひたすら歩き続けるしかなかった。道を間違えたら普通に終わりだった。
とにかく、歩くしか無かったのだ。
7/24(月)17:35 JR城端線福光駅
雨の危機を乗り越え、なんとかバスに間に合い、駅まで帰って来たのだった。これでもうあとは電車を乗り継げば帰れる。この福光駅から城端線で高岡駅へ、そこからあいの風とやま鉄道で富山駅、富山から新幹線で帰る。これだけの話だった。
※追記 新幹線の新高岡駅を使わない理由としては、ただ単に特急料金の節約の為。速達列車「かがやき」の停車しない新高岡を使うより、富山まで行きそこから速達列車「かがやき」に乗ったほうが所用時間も大して変わらず、かつ安く行けるからである。この事から、新高岡駅に「かがやき」を停車させたほうが良いという意見は多い。
次の電車まで少し時間があったので待合室で休む。高岡駅での乗り継ぎ時間が25分ある為、そこで靴下でも買おうかと検討していた。今履いている靴下が相当な打撃を受けていた。
17時55分。高岡行きの電車が来る。あとはこれに乗れば帰れる。乗り継ぐことができれば帰れる。
そう思っていた。
7/24(月) 18:05 JR城端線福野駅
この時 事件は起こった…
人集りも多くなってきた城端線の車内に、突然アナウンスが流れる。
「大雨の為、線路の安全確認を行います。この電車は一時運転を見合わせます。発車は18時30分を予定しております。お客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、発車までもうしばらくお待ちください」
んん…?
「発車は18時30分を予定しております」
「発車は18時30分を予定しております」
「発車は18時30分を予定しております」
田舎の単線路線ではこの様な遅延はよくあるのだ。
発車は18時30分、つまりここに25分停車するという事か。……
待てよ………?
この列車の元の高岡駅到着時刻は18時40分。そこから25分の乗り換え時間を経て19時05分の富山行き列車に乗る予定だった。高岡から富山まで約20分。そして富山発19時36分の新幹線で帰るつもりだった。
しかし、この列車が25分遅れるとなると、高岡駅到着時刻は19時05分、つまり、そこで富山行き列車への乗り換え時間は……
たったの0分
しかし、ここで乗り換えに失敗してしまうと、全ての計算が狂ってしまう。予約した新幹線には乗れない。こうなってしまうと……
本日中の帰宅は絶望的
になってしまう。
とにかく、この0分の戦いに勝たないと相当ヤバいってこと。
果たして、どうなるのやら…?
(最終章に続く)
【おまけ】

















