本栖湖行きのバスに乗車したが、渋滞に巻き込まれ、バスに閉じ込められる事態に…。本栖湖到着時刻が、予定よりはるかに遅れてしまいそう…。
お願い、バスよ止まらないで!あんたが今ここで止まったら、なでリンの出会いの場所へ行く旅はどうなっちゃうの? でも、時間はまだ残ってる。ここを耐えれば、本栖湖に着くはずなのに?
次回「バス死す」。デュエ(ry
5月5日 土曜日 11:30
事実、バスは殆ど動いていなかった。バスの乗客は約10名ほどだったが、数分前に着いたバス停で皆殆ど降りていった様子。残った乗客は私含めて3名だった。
運転士によると、本栖湖まで残り1時間半〜2時間かかるらしい。こりゃ困った。私除く残りの2名も本栖湖へ向かう客であった様子。ゆるキャン等アニメ関連の話をしていたのでゆるキャンパーである事は確定。しかし、今となっては彼らもすっかりダレている様子だった。
運転士が「トイレ大丈夫?」と聞いてくる。それは大丈夫だ。とにかく、時間が潰されることだけがとてもショックであった。
しかし、前日睡眠をあまりとっていなかったので、バスで寝て残りの時間を過ごした。睡眠不足、これが唯一の救いだった。
5月5日 土曜日 13:10
終点の"本栖湖"バス停にに到着した。目の前に富士山が見える。自宅を出発してから約7時間、時間はかかったが、ようやくここまで……。
しかし、付近に目的のキャンプ場がある雰囲気はない。近くには観光センターと売店等があるのみ。
作中の舞台になって、かつスタンプラリーのポイントにもなっている場所が、「浩庵キャンプ場」というキャンプ場であった。ここで地図を眺めてみる。すると………。
(※Google Mapより)
"本栖湖"のバス停と、目的地の浩庵キャンプ場は、湖の正反対の位置にあった…。
こりゃ騙されるわ。騙されたに違いない。しかもここから徒歩で1時間もかかるって…。
ここで選択を迫られる。
①.浩庵キャンプ場まで歩く
それとも、
②.浩庵キャンプ場へ行く"下部温泉郷"行きバスに乗る
普通に考えれば②が安定しそうだが、そうでもない。この下部温泉郷行きのバスは1日に1本しか走っていない。まさに、秘境の闇である。
観光案内所の案内人によると、このバスはもう既に行ってしまい、今日の分はもう無いと。
先程同じバスに乗っていた2名も浩庵キャンプ場方面へ歩いて行ったようだ。
こりゃ、①を選ぶしか無さそうだ。いや、ある可能性を追求しまだ②でも有りだと少し思っていたが、嫌々歩く事にした。残り1時間…。
本来ならば本栖湖、いや、浩庵キャンプ場に11時に到着する予定だったのだが、約3時間遅れての到着になりそうだ。何故こうなった?もう時間を気にしてる暇はない。とにかく目的地に着けばいい。そんな思いで歩いていた。
自然の中の道を歩く。とてつもなく長い。車通りはそこそこ。
10分くらい歩いて、長いトンネルに入った。ここで、ある一台の車が私の前に現れ、止まり出した…。何だ…?
そう、それは、"下部温泉郷"という行き先を掲げたバスだった!
1日に1本しかないこのバスは、まだ出発していなかったのである。
私は薄々、「この下部温泉郷行きバスも3時間程度遅れている」という可能性を追求していた。それが見事に当たっていた。
このバスは扉を開けて私を待っていた。乗っていいのか?と思って乗った。しかし、何故バス停も無い、こんなトンネルで止まったんだ…。よく分からないが、こんな私を拾ってくれたバスの運転士さんには感謝している。
目的地まで、もう少し…!
次回、#3「ふじさんとカレーめん」に続く…。
