おはようございます

myonです。

福祉施設の工房でインテリアファブリック残布等のアップサイクルの企画、製作を担当しています


さて、桜の花が散った頃に完成したシャネルツィードのライダースジャケット。


その後、数回の出番を終えて、次季までクローゼットの中で過ごすことになりました。晩秋までお休みなさ~い💤


シャネルのツィードといえば、織り込まれた糸それぞれが捨てるのが忍びないほど個性的な存在感を放っているわけでして


それで、やっぱり小さな残布も捨てられずに



カメリアならず、アネモネとなりました。


ほらほら、ニット帽にも似合う


縁工房のマダムに、布花を作るときのホツレとめとして、木工用ボンドを水で2倍に薄めたものを筆でチョンチョンって付けること教わりました。


マダムごめんなさい、myonはどうしても、デコパージュ液なるもの、使ってみたかった



ダイソーには三種類のデコパージュ液があって、布用、布以外、オールマイティー。色々やるmyonはもちろんオールマイティー選びました。


うっかり指について乾いた後の感触としては、木工用ボンドより薄く透明感があり、一層しつこくアクリル膜のように貼り付いて取れにくかったので、コサージュには向いてると思ったよ。何より水溶性の木工用ボンドに対して、これは耐水性があるみたい。


ツィードをバイアスに花びらの形に切って、この液を筆でチョンチョン、って付けて

ここからがmyon技っす


卵のプラパックに、えい、えいっ、って押し付ける


押し付けたら同じ形のパックを重ねて、軽く重し

(注: 重しはなんでも構いませんが、パックの長手寸法程の適度な長さがあり、重すぎないものが良いでしょう。また、1つでは重さ的に心細ければ複数乗せて調整しましょう)

デコパージュ液は、空気にさらせば一時間程で乾くけど、こういう場合は一晩放置した方が安心。寝てください

翌日、パックからワクワクしながら花びらを剥がします。液がついてない部分もあり、myonはピンセットを使って、そぉ~っと剥がしました。


見事に歪曲

(注: 手前の状態が歪曲です。向こう側の黄色い奴の状態は「湾曲」といいます)

直径3㎝程の円に切ったフェルトや合皮に花びらを糸で縫い付けていきます。




小ぶりな花びらを内側、大きめのを外側にね。




なんだか花びらが寝ちゃってこんもり丸くならないな


そこで、花びらを立ち上がらせるために外側と内側の花びらの間に、アクリル玉を入れました。




これは、チェリベリ先生の刺繍カフェで教わったスパンコールのお花の刺繍からヒントを得ました。あれは、重ねたスパンコールの間ごとにビーズを入れて立ち上がらせてるのだから、同じようにしたらきっと上手くいくって思ったの

そしたら、上手くいったの\(^-^)/


おしべは黒糸に、やっぱりデコパージュ液を塗り乾かしたものを束ねて使いました




花芯は樹脂粘土を花芯の形にしてボンドを塗り、ツィードから取った黒い毛糸を細かく切ったものをまぶしたら、本物の花芯っぽくなりました。

これをボンドで花の中心につけたらお花は完成




そして、シンプリン帽子の岡部淳子先生に譲っていただいたお宝レースブレードとその辺にあった黒いチュールレースを添えて


裏側にコサージュピンをアクリル系のボンドでつければ


カンヌ映画祭にも出席できる(かもしれないしできないかもしれない)女優コサージュの完成でーす


この記事書いててね、myonが1つの物を作るのに、こんな風に、色々な方々のセンスやアイデア、技術にサポートされてるんだな、って改めて思いました。感謝感謝です。


洋裁や物作り全体も歴史規模で人とのつながりで育まれてきたのかな、

なんちゃって~


ポエムかーい?!

ちょっと仕事に行ってくる

ではまた~