3月13日
三十日仏:虚空蔵菩薩
(毎月13日は虚空蔵菩薩の縁日です)
今日は作業日和ですが、日曜日。
静かなお寺です。
先日、ご廻向させていただいた
新しい鬼瓦は、まだしばらく屋根に上がらないので
本堂の中に入っていただきました。
約60年、本堂を守っていただいた獅子口(ししくち)鬼瓦。
重さ26キログラム。
(先日役員さんが瓦の重さを量って下さいました)
そして、もうすぐ屋根に上がっていただく鬼瓦。
重さ40キロ。
あれれ、同じ鬼瓦でもずいぶん形が違うと思いませんか?
実は今回、大事なお堂を守っていただく象徴ですから、ぐっと睨み
のきいた鬼面でお願いしたのです。
獅子口鬼瓦には阿(雄)・吽(雌)はありませんが
鬼面にはあります。
口をあいているので阿(雄)形の鬼瓦です。
もう一枚上の写真が吽(雌)形の鬼瓦で、口を閉じています。
鎮座される方角も決まっていて、当山の場合は棟が南北に
通っているので、
南側に吽(雌)、北側に阿(雄)となります。
陽に対しては陰、陰に対しては陽、という風に、方角が決まります。
最後に、棟の鬼瓦の両側で支えてくれる足元瓦です(16キロ)。