4/4/2016(月)
サクラも真っ盛りだが
自宅のしゃくなげも綺麗に開花。
「お葬式の儀式を済ませ
火葬場に着く。
息のない、
冷たくなった
肉体が目の前にある。」
開花準備の整ったつぼみも多数
「炉の扉が開かれており
生花に満たされたお棺とともに、
冷たく硬直した肉体が
炉の中に吸い込まれて行く。」
春、新芽がすごい勢いで育っている。
「常日頃から
自分自身を客観的に
天井から眺めている人は、
この状況を
同じように
見ているのだろう。」
息(生き)づいている。
「炎につつまれ1時間、
肉体はなくなり、
白骨化する。」
この過程を私に置き換えると
過酷な現実がある。
私の場合、現時点で亡くなると
位牌は、
「権大僧都明海不生位」
となる。
出家しているので、
お葬式での引導作法も
当然ない。
「不生位」
輪廻からはずれ、次回の生はない。
決して生まれ出ることは出来ない。
白骨化した時点で
位牌に書かれた僧名と遺影をしげしけと
見つめ
次に進むしかない。
一般の方においては、
親族をはじめとした
現世でご縁のあった方々。
ほとけ様とのご縁を
取り持ってくれたお坊さん。
戒(法)名の書かれた白木の位牌。
遺影。
これら四つを
白骨化したら、
別次元で認識するしかない。
ここで重要なのは、
安心感であり、
充足感であり、
やる気である。
戒名をじっくりと見つめ
先祖代々の霊位に
導かれ
元気ハツラツと
次の次元に突入する。
人間、このぐらいの余裕と
品位を持たないと
貧しい世の中になってしまう。
日本人が育んで来た
大切な感性だと思う。
しかし、「不生位」には参った。
残されたチャンスは今回の生のみ。
ヤバいな。
プレッシャーにつぶされる???
自宅の2Fからの眺め。
さくら、あっという間に緑に変わる。
皆様、
ダイナミックな生の営みを
注意深く感じよう!!
生きているうちが花。
親から頂いた俗名。
プラス
ほとけ様とご縁を持つ
戒(法)名。
亡くなる時に
この人生は最高だった。
倖せだったと
実感するためにも、
「生前戒名」の有益性は大です。
死ぬまでの目標、やる気を奮起させる。
自らの意志、決意も戒名に盛り込めます。
バックに仏様がいるので安心感が違う。
(要相談)
ご遠慮なくご相談下さいネ。
合掌
明海拝