仏教は一言でいうなら縁起です。
縁起というと、よく日常でも、縁起が良いとか悪いとかいって、縁起をかつぎますが、縁起はかつぐものではありません。
もともと縁起には良いも悪いもありません。
すべて、その時その場で、勝手に、目先だけの自分にとって都合で、そう決めています。
縁起とは因縁生起(いんねんしょうき)を略して縁起というのです。
一切のものごと、成り行きは、まず因、原因の因のタネがあって、そこにさまざまな縁、背景条件です。
それはさまざまにつながりあい、ひろがっている背景条件、十重二十重にもはたらいて、結果がでます。
つづく