苦しいとき、悲しいとき、自分が世間から棄てられてしまったように感じるとき、メゲてしまうのではなく、とりあえず、その環境を笑いとばして生きてみては。
そうすれば「この生き方も、案外悪くないな」と思えるものです。
美しい蓮は泥の中にしか咲きません。
そのとき、あなたの心に咲く白い蓮は、順風満帆のときに感じる花よりも、より香り高いものになると思います。
笑いのないところには、人も幸福も寄りつきません。
私はかねてから、自分の失敗談を巧みに話して、その場を明るくする人はとても頭のよい人だと思っています。
それは自分を客観的に見ることのできる人にしかできないことです。
ゴミの中にいても精進と笑いを忘れずに、という心意気で生きていきたいですね。
○妙乗院にあります円空仏・聖観音です。