よくお寺の玄関でみかけますが、足元に気をつけて、履物を揃えて脱いでくださいと思ってる方が多いと思います。
たしかに間違いではありませんが、本当の意味はもっと深い所にあります。
禅の真髄は遠くにあるのではありません。
あなたは今そこに、禅の真髄のまっただ中に立っているのではないでしょうか。
言い換えれば目線を内に向けて自分をよくみつめてください。
自分の履物を揃える作業は、そのまま自分の心の整頓となり、自分の心に一番近くで出会うことのできる方法です。
まず自分から、そして周囲に広めてみてはいかがですか。
はきものをそろえると心もそろいます。
心がそろうとはきものがそろいます。
ぬぐときにそろえておくと、はく時に心が乱れません。
だれかが乱しておいたらだまってそろえておいてあげましょう。
そうすればきっと世界の人の心もそろうでしょう。