2021年に入り、【IPv6サービス】がかなり広まってきた。
【IPv6】だけでいうと、あまりにも広い意味があるため、今回取り上げるのは
NTT系(コラボ光含む)の
【IPv4 over IPv6】についてのみ。
実はこのサービスだけでもかなり複雑なのだが、これに【ひかり電話ホームゲートウェイ】があることでより複雑になっている。
現在のインターネットは【IPv4】にしか対応していないサービスやサイトがまだまだ大半である。このため、必ず宅内機器に【IPv4の接続ができる設定】が必要になる。
5年以上前は、設定ポイントになるのが【ひかり電話ホームゲートウェイ】であり、利用していないユーザーは少数派だった。そしてスマートフォンが普及した現在、更に<LINE>や<通話定額プラン>の普及が進み、最近ではひかり電話を利用しないユーザー(特にマンション一人暮らし)が多数になった。しかしながら一戸建てや家族利用で<必要ない>にもかかわらずそのまま継続しているケースが多い。
私は【ひかり電話は絶対利用しない派】なのだが、ひかり電話には良い点もある。
それは<有線LANだけで利用する>という前提だが、このひかり電話対応機器は非常に性能が高い。10年使用してもソフトウェア自体はずっと更新され続けて壊れことなく使用できるだけでなく、高性能な業務用ルーターにさえ匹敵する安定性能がある。
しかし【IPv4 over IPv6】が始まったせいで設定が非常にややこしくなったのだ。
まずおさらいだが、【IPv4 over IPv6】のサービスに【ひかり電話ホームゲートウェイ】の多くが対応している。対応プロバイダで見てみると
ぷらら(OCNバーチャルコネクト)
ぷらら(v6コネクト) ※500系以降に限る
OCN(OCNバーチャルコネクト)
Biglobe(IPv6オプション)
@nifty(v6プラス)
@nifty(OCNバーチャルコネクト)
GMOとくとくBB(v6プラス)
@TCOM(v6プラス)
その他多くのプロバイダー・・・・
しかし、これらプロバイダとひかり電話ホームゲートウェイの組み合わせでだからといって必ずしも【IPv4 over IPv6】にはならない。ずっと変化しないなら下部に【IPv4 over IPv6対応ルーター】を設置すれば良いのだが、実はそうもいかないのだ。
ひかり電話ホームゲートウェイ(フレッツジョイント)
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市販ルーター(ブリッジモード))))
<ホームゲートウェイで【IPv4 over IPv6】が利用できる>多くのプロバイダーでは、<正しく手続きしていれば>光回線の開通後、早くても30分〜数日後にホームゲートウェイ側で【IPv4 over IPv6】通信が始まる(いわゆるフレッツジョイント)。
このタイミングを知らない多くのユーザーが開通工事直後に設定サポート窓口に連絡してしまい、【IPv4 over IPv6】が利用できないタイミングで結果無駄に【PPPoEの設定】を案内される事になる。後で自動的に切り替わるなら良いのだが、中にはPPPoEアカウントで利用後しばらくすると<IPoEを停止>してしまい、ずっと【PPPoE】しか利用できなくなるプロバイダもある。GMOとくとくBBなどはまさにそうだ。
また、開通の半月以上後になってひかり電話ホームゲートウェイに【IPv4 over IPv6】が接続されるプロバイダーもある。OCNがそれで、開通翌月10日に適用される。この場合、下部に市販の【OCNバーチャルコネクト】対応ルーターで接続していたら急にネットが繋がらなくなる(ブリッジモードにすれば良いだけだが)ということもある。
更に別のケースとして、プロバイダーにルーターをレンタルしたらひかり電話ホームゲートウェイでの【IPv4 over IPv6】を強制停止するプロバイダーもある(OCN・ぷららなど)。
このように【ひかり電話】+【Wi-Fiルーター】という組み合わせになることで【どちらに設定されるのか】【いつから切り替わるのか】など面倒な確認事項が多く存在するのだ。
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このための対策として提案。
① 可能な限りひかり電話は契約しない(あるいは解約)し、市販のルーターで【IPv4 over IPv6】の設定をする。※利用開始時期はプロバイダーに確認する。
② ひかり電話ホームゲートウェイの設置がどうしても避けられない場合、プロバイダーに相談し、ホームゲートウェイへの<フレッツジョイント>機能を停止してもらう。これも無理ならフレッツジョイントの配信時期をプロバイダーに確認してから下部のルーター設定する。
※あくまでも【ホームゲートウェイでの接続に対応している】プロバイダに限る。WAKWAK・BBexcite(1ギガプラン)など、市販ルーターでしか接続できないプロバイダはひかり電話のあるなしに関係ない(フレッツジョイントの配信はない)ので注意!
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もちろん、設定に詳しく自分の契約したプロバイダーのサービス内容を正しく確認できるのならひかり電話の有無は全く障害にならない。
もしも上記内容を即座に理解できない場合はひかり電話は廃止すべきだろう。
ひかり電話がない環境は設定がわかりやすく、トラブル発生時も解決が簡単である。
とにかくルーターだけ高性能で安定性の高いものを選べば良いだけだから。
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