ドコモ光 意外と知られていない初期設定トラブルの回避方法 | ドコモ光ユーザーの独り言

ドコモ光ユーザーの独り言

ドコモ光で実体験した情報中心に掲載
個人的に体験しているものをベースにして投稿の為、ドコモの公式とは共通点があるが、利用者でないとわからないデータが基本。
メーカー非公開情報も含めた、快適に利用できる方法を惜しまず公開。

ドコモ光も2015年春から提供始まって、もう4年も経った。

元々フレッツ光のサービスをそのまま借りて・・・だったのだが、今や提携CATVもかなりの数になり、【ドコモ光=フレッツ光回線】という構図も成り立たないほど手を広げたもんだ。

 

今回は私自身も経験した、よくある【初期設定できない】トラブル例と、その回避方法について。

私自身はNTT回線を利用しているのでCATVについては触れない。

 

1、【PPPoE】接続をしたいのだが、接続にならない例

2、【IPv4 over IPv6】接続できるはずなのにできない例

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まず、一番トラブルが多いのが1のPPPoE接続だ。

厄介なのは、初期設定時にISPから送付された書類をもとに入力した情報に間違いがあると、修復しても以降全然つながらないままになることだ。

 実は、ISP情報入力間違いで一定回数アクセスすると、ISPの設備が一時閉塞されてしばらくつながらないままになる。しかし、ユーザー側では1回しか間違えなかったのにこの事象が大抵起きる。これはなぜか?実はNTT製のHGWや市販のルータの中に【PPPキープアライブ】という機能があり、1回はじかれてもすぐに間違い情報のまま複数回アクセスしてしまうためだ。

 回復方法は一つ。パニックにならずにまず深呼吸しよう。

1、まず正しい情報を入力しなおし

2、ルータに情報保存し

3、ルータの電源を15分以上落としたまま放置する。

4、15分以上経ったら、ルータの電源を入れる

⇒これでインターネットにアクセスできるはずだ。

もちろん以下のような初歩的間違いをしないように。

A、ドコモの【開通のご案内】にある、【契約ID】と【アクセスキー】をISP情報に入力してしまう。

B、接続ID欄のドメイン(@以下)が入力されていない。

C、ドコモnetの場合、接続IDとPWは待ってても郵送されない(一部の特殊なケースは除く)。ペア(親回線)で登録されているドコモの携帯電話(又はタブレット)からアクセス(ドコモnetマイページ)して自分で確認する。

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次は、今後殆どの新規ユーザーが利用するであろう、【IPv4 over IPv6】について。

最も多いケースが、【HGW有+ISPレンタルルータ】の場合。

 

A、HGWでIPv4 over IPv6が可能なISPのケース

@nifty・ぷらら以外は別途申し込みをしない限りHGW側では【IPv4 over IPv6】が開通しないケースが多く、【IPoE】だけが開通する

原則、@nifty以外のISPはルーターのレンタルがある場合、以下の接続になる。

 

HGW(初期状態)

ISPルータ(IPv4 over IPv6接続)

 

<@nifty・ぷららも開通直後にはHGWでは自動的に接続されない>。このため、どうしてもすぐにインターネット接続をする必要があるときは以下の設定にし、フレッツジョイントの機能が自動適用するまでは以下にする。

HGW(PPPoE設定)

ルータ(ブリッジモード)

※ぷららはWiFiルーターをレンタルした場合、HGWではなくWiFルーター側でIPv4 over IPv6通信になるので注意!@niftyはレンタルあるなしに関わらずHGWで自動接続になる。


 

B、ISPからWi-Fiルーターレンタルし、IPoE自動適用のケース

HGWにPPPoE接続をしてISPルータをブリッジモードにしてしまう場合。これはこれでインターネットがつながるので最悪のケースではないが、まず夜間の時間は速度低下が起きるだろう。これでは【IPv4 over IPv6】の良さを完全に消してしまっている。

DTI・hi-ho・Andline・GMOとくとくBBなど、IPoEが開通するとPPPoEアカウントが停止(使えなくなる)場合は特に注意!ISPルーターをブリッジにしてしまうと設定自体が全くできなくなる。

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このようにHGWは災いの元!ひかり電話はない方が設定が圧倒的に簡単で上記のようにややこしくならない。できればひかり電話は契約しない方がいいのだ。

本当はISP側でこの複雑なことをユーザーへ事前説明すべきなのだが、そんな親切なISPは存在しないようだ。

 

今度は他社IPoEから乗り換えのケースだが、

他社の【IPoE】の廃止日を過ぎてから新しく契約したISPに連絡して【IPv4 over IPv6】の申込を再申請しないと、いつまで経っても【IPv4 over IPv6】は開通しない。【PPPoE】と違って、【IPoE】(IPv4 over IPv6)はサービスが重複する期間は存在しない(完全な入れ替え)であることが知られていない。このケースは契約に関わるトラブルの為一番改善に時間がかかる。

1、まずは、以前利用していたISPに電話して、契約の廃止日ではなく【IPoEの廃止日】を確認する。

2、【IPoE】廃止日の翌日以降に、新ISPへ【IPv4 over IPv6】の再申込をする。