ドタバタの出産後、完全に産後ハイのごきげん状態で過ごしていた私だが、退院前日の深夜。
娘の面会に行き、「明日退院したら、こうして夜に娘に会いに来ることはできなくなるんだな…」
そう思った瞬間、血の気が引いたような感覚になった。
この子は早産児なんだ。
小さく産まれてしまった。
今後、しっかり成長してくれるのだろうか。
なぜ、28週で充分だと思えていた?
それまで感じていなかった不安という不安が一気に押し寄せてきて、産後初めて、ボロボロと泣いてしまった。
保育器の中に両手を入れて娘に触りながら、
ごめんね、大丈夫だよ。大きくなるんだよ、と必死に話しかけた。
改めてよくみると、娘はとてもちいさくて、赤ちゃんらしいぷくぷく感は全くなく、手も足も皮が余るくらい細かった。
何度でも行っていいと言われたNICUへの面会を、身体の辛さがピークだったことと、なんだか遠慮してしまって、産後2日間は夜間に行かなかった事を後悔した。
退院当日。
退院診察の順番を待っている時もボロボロと涙が止まらなかった。
担当の先生にも、産後たくさんお礼を言ったもの、最後の最後の退院診察でボロ泣きしてしまった。
娘の成長が心配だった。
肺は大丈夫かな、
目は大丈夫かな、
胃は、腸は大丈夫かな。
とにかく、脳が。
脳が大丈夫でありますように。
脳が無事なら、あとはなんとかなるだろう。
そう思っていた。
こうして、私の97日間に及ぶ長期入院生活は終了した。
「あと3日で100日だったのか」となんだか少し惜しい気持ちになった。
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娘が産まれるまでの話がだいぶ長くなってしまいました
上手くまとめられず読みにくい点も多々あると思いますが、お読みいただいておりましたらありがとうございます
次からは、ようやくブログを書こうと思ったメインの、娘の事を書いていこうと思います