娘は出生病院のGCUを退院した後は、哺乳不良で一度入院したことはあれど今まで一度も体調を崩したことがありませんでした。
発熱はもちろん、咳も鼻水も出たことがありません。
そんな、PVL以外は健康そのものだった娘が、先日ついに体調を崩しました
1週間ほど、くしゃみが多いな、とは思っていました。
その日はとうとう鼻水も出て、なおかつ手足やお腹に蕁麻疹がポツポツと出てきました。
蕁麻疹は10分ほどで治りましたが、体調は崩し気味であることは明らかだったので、明日小児科に行こうと決めたその日の夜。
一度寝入った娘が、きゃーっ!と泣きながら起きました。
夜泣きかな〜?と呑気に寝室へ向かうと、泣きながらゼコゼコと咳をし出す娘。
何やら様子がおかしいと思い抱き上げました。
いつもは瞬間的に泣いても、抱き上げるとすぐに落ち着き再入眠をするのですが、どんどんと咳はひどくなりゼコゼコヒャンヒャンと苦しそうにしています。
熱は36.6℃で無し。
5分ほど様子を見ましたが一向に落ち着く気配がないため、まずは小児受診相談へ電話をかけることにしました。
この手の電話は今の感染症増加を抜きにしてもなかなか繋がらないことは知っていたのですが、案の定繋がらず…何度も何度もかけ直しました。
ラッキーな事に10分ぐらいでつながったため娘の様子を伝えると、受診した方が良いとの判断をいただきました。
ただ、時間はもうしっかり夜間の時間で…
その日の夜間小児救急は、車で40分くらいの場所。
それでも行かないわけにはいかないので、救急病院に連絡し、すぐに向かいました。
病院へ向かう車の中、少し落ち着いたものの咳き込む娘。
えずいた拍子にリバース
娘の着替えは持ってきていても私の着替えは持ってきていなかったため、タオルを挟んでなんとかごまかしました。
子どもの体調不良時は大人の着替えも持たなきゃですね
夜間の小児科救急なんて、このご時世だしものすごく混んでいるだろうなと少し恐怖しながら病院に到着しました。
すると、意外なことに我が家ともうひと組しか患者さんはおらず、すぐに診てもらうことができました!
先生は「待合室から咳が聞こえてましたよ〜クループですね」と即診断!
(正直、頭の片隅にコロナだったらどうしようという思いがあったでそこは一安心でした)
クループは、喉の声帯付近にばい菌がついて腫れてしまい、特徴的な咳が出るのだそうです。
夜になると出やすいそうで、もしかしたらまた苦しくなるかもしれないと。
苦しそうにしていたり、唇や顔色が悪くなったら救急車を呼んでくださいと言われました。
クループで運ばれてくる子は珍しくないから、遠慮しなくていいですよ、と。
熱もないし、救急車呼んだら迷惑かな、と思って自分たちで病院まで来ましたが、その遠慮で娘に余計な苦しい思いをさせたり、もし万が一のことになってしまったら後悔しても仕切れないですよね。
救急車が必要だ、という判断を、正しくしていかなければならないなと思い、親としての責任を感じました
その後はお薬をもらって、次の日改めてかかりつけ医に診てもらってくださいと言われ、診察は終了。
…と思いきや、先生が母子手帳を確認し「やっぱり!」とおっしゃいました。
てっきり、早産児なので肺が弱いからね、的なことを言われるのかな?と思ったのですが、
「S病院で産まれたんですね!僕、S病院のNICUの医師です。娘ちゃんの名前を見て、もしかしてと思ったんですよ〜!」と
なんと、娘のお世話になった(今もなっている)総合病院の先生でした
こんな偶然あるんだ〜!とびっくり。
娘が産まれた時も知っていて、担当医の先生のことも話題に出て、「娘ちゃん、大きくなったね〜!」と言ってくれました
娘の容体もかなり落ち着き、娘を知ってくれていた先生に診てもらえたことで、気持ちの面でも安心して帰路に着くことができました。
幸い、娘は帰宅後も寝苦しそうにすることなくすんなりと眠ることができました。
食欲も落ちず、たまに咳き込む以外は元気に過ごし、現在はすでに全快しています
初めての体調不良。
大事にならなかったこともあり、こんな時どう動くか、を夫婦共に確認する良い機会になりました