先週、午後3時頃父が入浴したまま動けなくなってしまったと
夜9時頃、母から連絡があった。
「救急車を呼んでもいいかな」と言うので
「呼んでいいと思うけど、ちょっと待って」
確かそういう時に連絡する番号があったはず。
実家に1週間程帰省していた夫も帰ってきていたので
「そういうのなんかあったよね」と聞いたら
すぐ答えてくれた。
それをネットで調べたら
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「救急車を呼んだ方がよいか」、
「今すぐ病院に行った方がよいか」など、
判断に迷ったときに、
「♯7119」(又は地域ごとに定められた電話番号)に電話することで、
救急電話相談を受けることができます。
♯7119に寄せられた相談は、
医師、看護師、トレーニングを受けた相談員等が電話口で傷病者の状況を聞き取り、
「緊急性のある症状なのか」や
「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断します。
相談内容から緊急性が高いと判断された場合は、
迅速な救急出動につなぎ、
緊急性が高くないと判断された場合は
受診可能な医療機関や受診のタイミングについてアドバイスを行います。
また、「体調が悪いけど、どこの病院に行ったらいいか」といった相談に対しても、
受診可能な医療機関を紹介します。
【出典:総務省消防庁ホーム】
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この説明を読んだら
きっと救急車を出してくれるなり
最善の方法を取ってもらえるだろうと思った。
母にこの番号を伝え、しばらくしてからもう一度電話した。
「どうだった?」
「痛み止めを飲んでおきなさいだって」
父の意識ははっきりしていた。
でもお年寄り二人でお風呂のお湯をぬいて
なんとか浴槽から這い上がって
でも洗面所に出るのが限界で
そのまま裸で床に寝ころんだまま起き上がれないというのに
この対応なの?!
心底驚いた。
冬じゃなかったから本当に良かったけど。
1階に布団を敷いて、
父がそこまで動ければそこで寝てと言って
母は2階のいつもの寝室で寝たという。
翌日電話したら、父はまだ1Fで寝ころんだまま
起き上がれないという。
昨日聞くのを忘れたが
トイレは自分で行けていると聞いて本当に安心した。
でも一晩かけて移動した距離がほんの数歩くらいの距離で
布団まではたどりつけなかったのか
トイレに行くのに非常に時間がかかるためか
トイレの前の床で一晩過ごしたようだ。
その翌日は本当に珍しく私が休みだった。
水曜日が休みなんてことはほとんどないのに
本当に不幸中の幸いだった。
先月末に初めて親の住んでいる市の
地域包括支援センターに電話して
両親とも介護認定はおりていないが
二人だけで住むのには色々心配ごとがあることを話せていた。
そしてこれもたまたま
いつもは仕事中は自分の携帯が鳴っていても
気付かないのだが
その日は別のフロアで仕事していたため
自分の携帯が鳴っているのに気付き
包括センターからの電話だったので
急いで出た。
両親にも担当がついてくれることになって
一度訪問してもらえることになっていた。
その担当の方に電話したら
「あらあら」みたいな感じで
父は普段から腰痛というのか
歩くのもやっとな状態ではあるが
動けなくなったり、
立てなくなったりしたことはなく
こんなことは初めてだったので
母や私にとっては一大事だが
世間的にはこういう感じなんだろうか。
可能であれば訪問してもらえないかお願いしたら
状況によってはとの事だった。
とりあえず母に連絡してくれるとの事だった。
包括センターから電話をもらったら
母が様子を見ると言っているので
訪問はしないとの事だった。
母も最近は認知症のような症状が多く
電話では二人の様子がうかがい知れないと感じることも多い。
翌日また電話したら
「どうしたの?」なんて言っている。
「(どうしたのじゃないよと思いつつ)お父さんどうしてる?」
「いつものように床にゴロゴロしてるよ」
「(!)いつものようにじゃないでしょ。
お風呂で動けなくなってからでしょ
まだ2日くらいだよ」
「そうだっけ?もう慣れちゃった」
「(!)服は着てるの?まだ裸で転がってるの?」
「パジャマを上からかけてるよ」
「(!)ご飯は?床に寝たままお母さんが食べさせてるの?」
「ご飯?あれ、ご飯?食べたかな」
「病院には行った?昨日言ったように介護タクシーも使えるから
できれば平日に行ってほしいんだけど
行けないなら土曜日に行って連れていこうか?」
「土曜日、お母さん友達と約束しちゃってるのよね」
「(知ってるけど)それは行くつもりなの?」
「うん。だってお父さんはいつも床にゴロゴロしてるから」
父も
「家にしかいないんだから別に困らない」とか言ってて
母も
「お父さん別に痛いとも言ってないし」
「痛いから、起き上がれないんでしょ」
「ああそうか」
なんて言ってる・・