前回からの続き
朝も夜もビュッフェのプランなので
当日キャンセルでも
ホテル側にはなんの痛手もないはずだが
もちろんキャンセル料はかかり
でも50%で済んだのでまだ良かった
4人で泊まるところ2人に変更になったが
部屋の変更はなく
宿泊料だけ高くなった
和室のその部屋は4人では相当ぎゅうぎゅうと思われた
2人でちょうどよいくらいだった。
夫は相変わらずというか
皮膚の調子がよくなることはなく
全身にかわいそうなくらいのできものが出来ていて
大きいお風呂に入れるかわからないから
念の為部屋にお風呂がついている部屋にした
夏場は裸で薬をつけままソファに座るから
ソファはベタベタになるし
壁にも血液もつくしで
一番掃除が大変なんだけど
今も夫がいるだけで
フケというかカサブタというか
細かい粉や血の塊が落ちるので
ホコリと同じで
私の気と目が届いていない場所には
油断すると雪のように降り積もっていて
そういう場所を発見すると
ゾワっとするほどだけど
そういう所がないように
一度そういう目にあった所はいつも気を付けて掃除をする
物が増えるのは嫌だけど
基本のほうきとちりとりだけにしたかったけど
100均で買ったミニほうき&チリトリとハタキで
文字通り家にいる間じゅう掃除している
皮膚の難病の方の家族のブログを
たまに参考にしているが
それこそずっと掃除し続けることになるので
そんなに几帳面にはならないようにしているようだったが
私の場合はやっぱり自分が寛げないので
(うっかり物も置けないし、座れない)
自分のためにずっと掃除し続けている
話を戻すが
夫の事は夫に判断を任せ
夜と朝、大浴場に行ったので
それは私としては本当に良かったと思う
私も夜、大浴場で
露天風呂にも行ってみた
そこで一緒になった
私よりは年上の感じの人に話しかけられた
「あそこに見えるの富士山かしら」
「すみません、私目が悪くて見えなくて」って答えたら
もう一人いたとても若い感じの女の人が
「きっとそうだと思います。私も自信なかったけど」って。
それで3人で少し話した。
最初に話しかけてくれた一番年上の人は
ご夫婦で釣りが好きで
子育ても終わったので
今は旅行によく行っているとの事だった
来週も釣り旅行に行くとの事
ご褒美ご褒美って
それで私が真ん中に居たというのもあるけど
基本その人が私に話しかけてきてという感じだったんだけど
「旅行に行ってね。楽しんでね」と。
なぜだかその時私は
前に何かで見た
「誰かの口を通して神様からのメッセージを聞く」
というような話を思い出した
まあただ自分に都合よく解釈しただけかもしれないけど
それならそれでもいい
もう二度と会う事もない
この3人
この場所でこの時間で
ただ1回だけ会話をした
その時に
私の目を見ながら言ってくれたこの言葉が
とても心に沁みた
思えば父が何度挑戦しても免許更新できなかった
昨年の10月よりもっと前から
父は「二人で住むのはもう限界」
「老人ホームに入る」と
もう何年も言い続けてて
ずっと同じ話を聞かされ続けてる
それでも私はまだ隔週の独演会で済むけど
母はこれを毎日聞かされていて
しかも逃げ場がないんだから
だから帯状疱疹になってしまったんだと思う
私も休みの日はほぼ両親の事しかしていないし
夫と二人で楽しむとか
ましてや二人で旅行なんて
絶対許されることじゃないと思ってもいた
次回へ続く