先日、テレビで出川哲朗さんの還暦のサプライズお祝いをやっていた。

私は社員時代から会社で笑う人の気がしれなかったが
今の部署もパートが4人に増え
一番新しいパートの人がそれはよく笑う人で
いつもその人の笑い声が響き渡っている。

会社はおろか普段からめっきり笑うことが少なくなったなと思う自分だが
「あー、久々笑った」って思う時は
大抵出川がらみだ。

今回も出川の可愛らしさに癒され笑って
「あー、いつも言うけど、前回笑ったのも確か何か出川がらみだったよなー」って。

今回は出川の大好きな志麻さんが
出川のために前日から仕込んだ本気料理でもてなしてくれる
&大好きな高畑充希ちゃんがサプライズで一緒に参加してくれるというものだった。

出川の喜び方が本当に見ていて心が温まるし
あの人の笑顔は本当に癒されるなーといつも思う

そして今回やっぱりこの人は本当に素敵だなと思ったのは
日村が出川に「引退とか考えます?」って聞いたら

「なんでこんな楽しい仕事を自分から引退しなくちゃいけないの」
みたいな答えをした時だ

私は若い頃から
当時は60歳が定年だったから
とにかく早く60歳になりたいと思っていた

そうすれば働かなくて済むと思っていたからだ

35年位働き続けてるけど
未だに仕事の楽しさというのがわからない

どこへ行っても同じような過ちを繰り返して
きっとどこへ行っても自分は楽しく働くことなんてできないんだろうと思うようにもなった

今の職場も本当はいつでもすぐ辞めたいくらいだ

だけど今、ずっとわからなかったことが
色々わかり始めている気がする

まだ理解し始めただけで
実行にはほとんど移せていないのだが

以前から名前は知っていたエドガー・ケイシー
でもなぜだかなかなかその人のことを深く知ろうとまでは思わなかったのだが
いつも読んでいる田宮陽子さんのブログで
最近光田秀先生とコラボされてるのを見て
初めて光田秀先生の本を読んだ

これはきっと私の生きる指針となる本に違いないと思う

これまで私に大きな影響を与えた本といえば
ブルース・モーエンさんの死後探索シリーズだと思っている

光田先生の本を読んだら
シャーリー・マクレーンのアウト・オン・ア・リムを思い出した
この本も私の大切な大切な本の一つだが
この本にはこの人の言いたいことのすべてが書いてあるんだろうと思った
これ以上もう何も言う必要がないくらい
全てのことが書いてある1冊だと思った

光田先生の本を読んだ時、同じことを思った
ここには全てが書いてある
もうこれ以上何も言う必要はないんだと。

そしてきっと53歳になるまでこの本を読む機会がなかったということは
それ以前に読んでいてもきっと受け入れられなかったか
理解できなかったんだろうと思う

もしこの本に書いてあることを
理解するだけでなく本気で実践するなら
きっと私の人生は一変するだろう

この本には大事なことしか書いていないので
無駄は何もないのだが
こと仕事に関して一つだけここに引用したいと思う

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多くの人が、ケイシーにビジネスで成功するためのアドバイスを求めました。
それに対するケイシーの態度は一貫していました。
すなわち、「成功の度合いを収入の高低で判断してはならない。
成功は、自分の才能をどれほど周囲の人々への奉仕に役立てられたか、
その程度に応じて計らなければならない。
お金を目的として働くのではなく、人々に奉仕するために働くことを求める必要がある。
そして、自分の能力や才能を人々への奉仕に役立てているかぎり、
必要なお金は神が与え給う」と。
(中略)
多くの人は、奉仕の場ではなく、お金を求めて働いています。
そこには労働が本来持つべき喜びが欠落しています。
【新版 眠れる預言者 エドガー・ケイシー / 光田 秀 著】
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まさに私はこれまでずっとお金のためだけに働いてきた
今もどんなにわずかばかりでも無収入よりはましだと思って働いている。

だから労働が本来喜びを持っているなんて思ったこともなかったし
「労働が本来持つべき喜び」というものを一度も感じたことがないのだとわかった。

今だって勤務時間内だけなんとか辛抱しよう
その時間が過ぎ去れば帰れるということだけを心の支えにして
終業時間を1分でも過ぎたくないくらいの気持ちだ
これは社員の頃も職場のビルから外に出ると
初めて息をできた気がした
あの頃から全然変わっていないと最近も思っていたところだ

両親も年を取り
その様子を日々見ていると
「もう働かなくていい」んじゃなくて
「働けなくなるまで働く」んだなと
年を取るということを実感し始めた
若い頃にはわからないことだ
自分で実感しないと。

それでただ毎日を時間が過ぎ去るのを待つだけで
いつか働かなくて済むようになったころには
もう仕事もしなくていいかもしれないけど
したいことも何もできないのかもしれないとも
このところ思っていたのだ

そしてあんなに仕事が楽しいという出川はきっと
育ちがいいということはあるにせよ
お金のためではなく周りを楽しませたいというのが仕事の目的なんじゃないかなと思った
それはきっとケイシーの言う「人々に奉仕するために働く」ということなんだろうと。

この本、再版において、新たに一章設けたという
最後の一章がとにかく私にとっては全てが啓示と思える内容で
本当に改訂してくれて良かったと旧版は読んでいないが
この一章を入れてくれたことに本当に心から感謝の気持ちでいっぱいの内容だ。

自分がずっとわからなかったこと、
疑問に思っていたこと、
それに光田先生が丁寧に詳しく説明してくれている。

これも私の中で本当に大切な作品の一つである
「西の魔女が死んだ」の中にも

「魂は成長したがっている」という言葉があったけど
それもずっと理解できなかった。
主人公の子供と同じ「成長なんかしなくてもいい」とずっと思っていたくらいだ。

光田先生のこの本に出合うまで
「今回の人生を無難に生きられればいい」としか思っていなかった。
それが私の一番のそして唯一の願いですらあった。

それが初めて魂を成長させることの大切さの意味がわかった気がした。

田宮陽子さん、西田普さん、光田秀先生に
本当に感謝している。

53歳では遅すぎると思われるかもしれないが
私としては今回の人生の間にこの本に出会えたことが本当にありがたいことだと思える。