人生の楽園という番組が好きだ
50歳頃の人って
人生の折り返し地点と思う人が多いようだ
折り返しかはわからないけど
少なくともこれまで生きてきたより
残りの方が少なくなっているとは感じる頃だと思う
それで今の生き方のままで後悔しないのかなと
考える人が多くなる時期なんだろう
番組に出てくる人は
それはもう「素敵だな。こんな風に暮らせたら幸せだろうな」
と思うような人ばかりだけど
自分がそうできるとは到底思えない
番組に出てくる人だって
最初はどうなるかなんて全然わからなくて
保証のある暮らしから
何の保証もない暮らしに踏み出して
今、成功している人だけど
そうならなかった人だって
きっとたくさんいるだろうし
そういう人は番組には出てこないし
そして私はずっと踏み出せなくて
きっとこのまま人生を終わらせるんだろうなと思う
そういう人生を選ぶのも自分
何をしたいのかはわからないけど
それは手段で
何のためにそれをしたいのかと言ったら
やっぱりこのブログのヘッダーに書いてあるとおり
人の心にぽっと灯を点すための
何かをしたいんだろうと思った
「言葉だけに惑わされてはいけない」
【出典:私だったらこう考える / 銀色夏生 著】
と夏生さんは言ったけど
やっぱり私は言葉にずっと支えられてきたし
私がそうしてもらったように
私も言葉で誰かの心にぽっと灯を点せたらと思う
それは職業ではなくても
こうやってブログを書いて
どこかの知らない誰かが
偶然それを見つけて読んでくれて
そしてそのひとときだけでも
もし心にぽっと灯が灯ってくれたら
これも私のブログのヘッダーの言葉だけど
私が私のためだけに生きているよりずっと嬉しいこと
だと思う
そして本当の究極は
何かをして
ではなくて
何もしなくても
ただいるだけで
その存在だけで
誰かの心にぽっと灯を点せる存在になれたら
今年はクリスマスイブに出して
翌々日にはもう片付けるとき
この人はそうだよな
ただここにいてくれるだけで
何もしなくとも
私の心にぽっと灯を点してくれたな
ふとそんなことを思った