最近知った「闇風呂」というものがとても気に入っています。

 

https://lamire.jp/173889

 

以前も浴室の電気を消して、洗面所の電気をつけて

入っていたことはあるのですが

こういうまるっきりの真っ暗は初めて。

 

見えないと洗うとき不便だしと思っていたから。

 

いや、本当にいつも自分の頭の固さには

自分でも感心するけどショック

 

「最後、温まるときだけ」暗くすればいい。

 

と聞いて「そっかー!」とすごく感動アップ

 

こういう単純なことさえ思いつきませんショック

 

そして試してみたら・・・

 

お風呂の温度を調整する電気パネル(なんて言うんだろ?)

の明かりがちょうど青白くて

夜の海みたい三日月

 

浴槽のお湯が青白く波打っていて

本当にしばらく見てないけど

昔見た夜の海みたいと思った。

 

そしたら不意に

「月夜の晩に拾ったボタン」というフレーズが浮かんできた。

 

あれー、なんだっけ、これ

誰の言葉だっけ

何十年ぶりかに思い出した言葉だった。

 

思い出したひらめき電球

 

高校の頃、国語の授業で初めて知って以来

中原中也にかなり傾倒していた時期がありました。

 

ブログにも何回か書いているけど

私の家は経済的にあまり恵まれていなかったので

小さい頃から

「高校卒業したら就職する」と固く思っていました。

 

中学の時、担任の先生に

「高校卒業したら就職したいので

 商業高校に進学したい」と言ったら

わざわざ親に連絡して

「高校卒業後進学させる気はないんですか」

と聞いてくれたそうだ。

 

私の恩師。

その先生のおかげで

私は自分では思いもつかなかった高校へ進学することができた。

商業高校ではあるが

自分の地元から受験可能だとは思ってもみなかった学校だ。

私の中学からは初めてその学校へ進学した。

そんな「初めて」をその先生は

自分が盾になってたくさん生徒達にさせてくださった。

最初の一人が出れば後は何人も続くことができる。

(大リーグみたい。やっぱり野茂さんはすごかったと思う)

今はその中学からその高校へ進む道が珍しくはなくなったようだ。
(友達の息子さんが同じ道を進んだと聞いたとき

 先生の功績を感じました)

 

お金がなくても本当に学びたい気持ちがあるなら

お金を借りて後で返すという手もある。

私はそこまでして学びたいと思うようなこともなかったし

大学へ進学したいという理由がなかった。

 

お金を借りることより

自分で稼げるようになることに

ずっと強い魅力を感じていた。

 

それで商業高校に進んで

初めて中原中也を知ったとき

「こういうのが大学に行ってまで学びたいってことなのかな」

と初めて思ったけど

中原中也が好きなら

大学に行かなくても本を読めばいいと思った。

 

あー、闇風呂に入っただけで

ずいぶん遠い記憶が蘇って来た。

 

そして久々にこの詩を読んだ。

 

http://www.rosetta.jp/chuya/poem.php?id=b02

 

闇風呂に入るといつもこの詩が頭に浮かぶ。

 

中原中也、また読み返してみよう。

 

やっぱりすごく好きだ。

 

そしてさらに

 

さとうみつろうさんのブログに書いてあった

 

最初、耳に水が入ってきそうで

全然リラックスできなかったけど

どうしてかわからないけど入ってこない。

私は理屈はわからないので

「信頼」することにした。

「信頼」すれば耳に水は入ってこないということにした。

 

「浮かぶ」はできないけど

耳を「手で塞がないで水で塞ぐ」だけでも

かなりリラックスできる。

 

さて、今回は他の方の文章の紹介がかなり多くなってしまいましたが

闇風呂とみつろうさん曰く
「3分でできる『不安消滅法』」は

すぐ出来て、とてもリラックスできると感じたし、
入り口からは想像もつかない方向へ連れてってもらって

忘れてた記憶や

中原中也に辿りつけた不思議を書いてみたくて

いつもとはちょっと違うブログになりました。