GW前、誕生日の数日前にまたひとつ求職に応募した。
週末に49歳になってしまうので
48歳の履歴書を出すのもこれが最後だ。
それでGW前の就活は一旦終わりにしようと思った。
平成最後の就活だ。
あとはGW後、令和に入ってからまた始動しよう。
もう一旦お休みに入ろう
そう思っていた。
退職後に再就職に専念できるというのは
恵まれているのだろうけれど
贅沢なようだけど
かなり疲れてもいた。
応募後、週明けに面接の連絡を頂いた。
連休前までに合否の連絡をくださるとのことだった。
連休前に内定の連絡を頂いた。
昨年末に退職後、いや退職のひと月まえくらいから
就活はずっとしていた。
常にどこかは応募している状態だった。
就活は受かっても落ちても大変だと
就活中ずっと思っていた。
落ちたらまた書類作成から面接、その繰り返し。
何度も落ち続けると
もう一生どこにも受からないような気分にもなってくる。
でももしどこかに受かったら
未知の世界で再就職することになる。
今まで一度も転職したことがない私にとって
それはそれで恐ろしいのだ。
就活をしておきながら
再就職が恐ろしいというのも
おかしいと感じるかもしれないが
ずっとそんなことを考えながら就活していた。
会社都合の退職だったため
再就職支援会社を1年間利用させてもらえる。
1年以内に再就職できるのだろうかという気持ちが強くなってもいた。
4月が一番求人が多いから
そこを目指して活動すれば大丈夫と言われていたのに
4月も過ぎてしまった。
「コンスタントに応募しているから大丈夫。
時間の問題。
○○さん(←私のこと)に合う会社は必ずある」
担当の方に言ってもらった言葉に支えられ
めげずに就活してきた。
落ちても「切り替えていきましょう」と言ってもらえると
そうだなと思えた。
面接まで行けないときは
ハローワークの方に書類の書き方を相談したりもした。
そのおかげか、それ以降は書類落ちはしなくなっていた。
そうなると今度は面接への苦手意識が強くなってきた。
元々人と接することに苦手意識は強い。
再就職支援会社の担当の方とは初めてお会いしてから
半年くらい経つので少し慣れてきて
「○○さん(←私のこと)の笑顔が出ればばっちりです」
なんて言ってくれたりもしたけど
声が震えているのが自分でわかるほど
緊張してしまった面接もある。
面接後に再就職支援会社の担当の方に
「面接がうまくできたとはとうてい言えないけれど
嘘なく正直にはできました。
多分こう言った方がいいんだろうなと思っても
心にもないことは言わなかった。
それはこれからもそうしようと思っていますが
それでいいでしょうか?」と言うと
「多少自分を飾るのは全然いいと思うんです。
でも余りに飾ってしまうと
合格したとしてもその後自分が辛くなると思います。
正直に答えることを
正直でいいなと思うか
少し頼りなく感じるかは
面接官の方にもよるからなんとも言えないけど」
とのことでしたが
私は「自分以上によく見せようとしない」
「等身大で」というスタンスは変えないでいこうと思いました。
それで落ちるなら自分はそこでは勤まらないのだろうし
それで採用してもらえるなら
そのままの私で働けばいいんだと思おうと。
誕生日のとき
友人からメッセージをもらって
まだ就活中だと答えると
その子も再就職までずいぶん時間かかったから
焦らず頑張ってと
ちびまる子ちゃんがポンポンで応援してる
スタンプを送ってくれて
こういうさじ加減が本当に絶妙だなと
いつも感心していたのだけど
自分だったら就活中の相手に
なんて声かけたらいいかわからないから
こんな風にさりげなく
気負いなく相手を励ませる友人を
本当に素敵だと思いました。
GW明け、初めての転職、再就職します。
楽しさよりも不安や緊張の方が大きいけれど
せめてこのGWは最後の長期休暇だと思って
のんびりと過ごしたいと思います。
休職明け、1月に復職したとき
真新しい手帳に
この先どんなことが書かれるのか
会社で周りの人たちが
もう次の年末の話をしていたのが
とても印象に残っています。
みんなはお正月明けて
次の年末年始もこの会社で過ごすつもりなんだな
自分はこの1年くらいはここにいるのだろうか
この先1年のことさえ想像がつかなかった。
昨年末に退職して
今年の真新しい手帳にも
少し先にどんな予定が入るのか
全く予想がつかなかった。
でも休職明けのときもそうだったが
それを少し怖いと思いながらも
少し楽しみにも感じていた。
平成元年に初めて就職して
平成30年の年末に退職して
令和元年に再就職、初めての転職となりました。
新しい時代の幕開けとともに
新しい生活が始まる。
前向きな気持ちで進んで行きたいと思います。