「大切な人を大切にする」
これが今年もらったメッセージだと思っていた。
それはもちろんそうなんだと思う。
1月の終わりにもう一つのメッセージに気付いた。
「社会の中で幸福に自立すること」
一人でどうにかしようとするのが
これまでの私だった。
これからは誰かを支えて
誰かに支えられて
他者とのつながりを学ぶんだ。
今年のキーワードは
「つながりなおし」だとも思っていた。
昨日実家の母からメールが来た。
中学の時の同窓会の案内が来ているそうだ。
それを聞いただけで楽しい気持ちになる。
中学の同窓会は成人式の後に1回あったきりだ。
もう30年近く前のことだが
今でも何度も思い出す。
あれからみんなどうしているんだろう。
どうなっているんだろう。
私たちの住んでいた地域や時代は
中学校までは住んでいる地域で行く学校が決まることに
何の疑いも持っていなかった。
同じ地域に住んでいる同世代というだけで
集まった人たち。
たった3年しか一緒にいなかったのに
会社に入ってから30年近く一緒にいる人たちより
ずっとずっと濃い存在。
高校からは
同じようなことを目指す人たちが
色々な場所から集まる。
学力も目指すことも大体同じ。
だから高校と中学は雰囲気が全然違った。
中学のあの個性あふれるメンバー
特に私のクラスは個性的な人が多かった。
担任の先生もとても先進的で。
金八先生を見ていた頃
「同じ学年で金八先生のクラスになれなかった人たちは
どんなに残念だろう」と思っていた。
テレビの中の全然関係ない先生なら
「こんないい先生に受け持ってもらえるなんていいな」で
済むだろうけど
同じ学校の同じ学年の他のクラスだったとしたらって
思っていた。
私の通っていた学校は市に1つしかなかったので
1学年が13クラスもあった。
その後3つの中学に分かれたので
統合中学では私たちが最後の卒業生だ。
その13クラスもある中で
私はこのクラスになれて
この先生が担任でいてくれて
本当にラッキーだったなと思っている。
みんなにとって
この3年間がどんなものだったのかわからないけれど
私にとっては本当に本当に大切なもの。
今の私を支えてくれる大きな柱のひとつ。