今まで、しばしばとても強い不安に駆られることがあった。
わけのわからない、強い強迫観念のようなものに押し潰されそうになることがよくあった。
とても不安定で苦しかった。不安から逃れようとして、音楽を聴いたり運動したり面白い番組を見たりして気を紛らわしていた。
三日程前、また不安が襲ってきた時、このわけのわからない不安は何だろう…とふと思い、不安を直視してみた。そしたら、それは、とても強い恐怖だった。
そしてなぜかわからないけど、それは「死」につながる恐怖だった。
おそらく度重なる今までの不安も、突き詰めると「死」の恐怖と結びついている。
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今までは「強迫観念」や「恐れ」から、逃げ惑っていた。
恐怖に襲われそうになるたびに、感じないふりをしたり、ごまかしたり無視したりしていた。
激しく抵抗し苦しんだ事もあったし、恐怖が怒りに変わり爆発した事もあった。
心身がボロボロになり、抵抗する元気もなくなった今、はじめて「不安」「恐怖」と向き合っている。
まだ向き合いはじめたばかりでうまくいかないけど、「不安」が襲ってきた時、逃げずに直視する。
そしたら、案外冷静に観ることができた。
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そして、今までは闇雲に逃げたり振り回されるだけだったこの「闇」から逃げずに、振り回されずに直視した時、「闇」の中にすっぽり入ってしまったように感じた。少し重い「闇」の霧の中に包まれるように感じた時「闇」が何かを言っているような気がした。
ただの気のせいかもしれないけれど、そんなふうに感じた。
恐怖は感じなかった。
耳をすませても、今の私には何を言っているのかわからない。
でも何かを伝えたがっているようにも思える。
もしかしたら、この「闇」には、私にとって、必要な情報が入っているのかもしれない、と思った。
だから、闇から逃げ惑うのはやめよう。
これからは、闇を直視し、耳を傾けてみようと思う。