気付いた事がある。
私がこわかったのは、闇じゃなく、疲れる事。
疲れるとは、自分と闇が同一化してしまう感じ。
自分=闇 の状態がつらい。
闇に取りつかれた感じ。
自分の中に、または自分の外に、闇はあるけれど、それは自分ではない。
闇に浸り、闇に身をゆだね、闇の中を泳ぎ、遊んでいても、自分=闇ではないと分かると安心できる。
光もまた同じ。自分=光 は、違う気がする。
それだと、何としてでも、闇を排除しようとしてしまう。
以前の私はそうだった。
自分が輝かしいものだと思いたい故に、闇を自分の世界から排除する事に躍起になっていた。
そして疲れ果てる。
これも、光に固執し、自分=光だという考えに取りつかれた結果、自分が疲れる羽目になったのだろう。
闇がこわいのでなく、闇にとらわれるのがこわい。
光がこわいのでなく、光にとらわれるのがこわい。
中立の自分とできるだけいつも一緒に居たい。
