今朝は目を覚ますと、深い海の底にいるようだった。
静かな時間…世界からひとりかけ離れた場所にいるみたいだった。
時間が止まっているみたいな、時空と時空の谷間に入り込んだみたいな感じだった。

不思議と落ち着いて、穏やかな気持ちになった。

ずっとこのままでいたいとさえ思えた。

闇に抗わず、闇に身を浸し、闇の中を泳いでみる。
すると体のこわばりはとける。

闇には、深い深い癒しの力があった。

光と同じように、すべてを包み込み、慰める力がある。

闇はこわくない。
闇はやさしい。

そう体で感じた。