欲は抑えた方がいいのか?
欲が暴走して自分を制御できず破滅へ向かう人もいるようだ。
ほどほどで、足るを知れば、安全に生きれるかもしれない。
しかし欲は抑え抑圧すると、自分の内部で暴れて煮え繰りかえり、却って自分を苦しめ自分を破壊する猛獣になる。
欲は、叶えても叶えても出てくるものだ。
自分でもうんざりする。
でもそういうものだと思って諦めることにする。
自分が汚く、穢れているように思う。
だがそれは、ただ自分自身が自分を許せていないだけ。欲はいけないものだと歪んだ解釈をしているに過ぎない。
なぜなら、人間の三大欲求と言われる食欲、性欲、睡眠欲という欲達だって、人間が生きる上で普通に健全な欲であり、この欲達がなければ、人間は繁栄できない。
強欲な自分に罪悪感を感じることもある。これも、欲はいけないものだとどうしても思ってしまうからだ。
そしてほどほどで満足できるように、行き過ぎた願望などは無意識に腹の中に押し込め、なかったことにする癖が身についている。
これからは、欲を出さないように気をつけるのではなく、見なかったことにしている自分の中の本当の願望を探り当てる努力をする。
それは少々苦しみや痛みを伴うけれど、自分の命をより健全に生きるために、この生き方を選択する。
