思い出から中野 | ピナMAXの独壇場

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日々感じたり、思うこと。あまりにつまらなすぎて、くだらなすぎて、重すぎて、誰にも言えないこともある。でも、吐き出したい。ひっそり饒舌しますことを、ここに宣言いたします。

小学生の時、シリウスの伝説ゆう映画のフィルムブックが宝物だった。処分してしまったから、今はもうないけど

火一族と水一族のロミジュリ話。星座とか神話好きだったからか、大好きだった。許されぬ恋の切なさも好みだった

実際の映画は、高校生の時に衛星かケーブルでたまたま観ただけ。それが、何年か前に、レンタル落ちしていたDVDを友達が発見してくれて、飛び付いて購入したまま、見てなかったので、久々にそれを観てみた

特典に入っていた解説や当時のCM曰く、でずにを向こうに回して、鼻息荒く作った作品らしい。技術のすごさについては、申し訳ないのだが、知識不足で私にはわからない。

映像がとても素晴らしいけど、設定の甘さ?粗さ?にツッコミどころ満載。大人になった自分の斜め視がいやになる。でも、きっと大人の事情、と割りきることも出来る大人になったから。鼻息の荒さを、当時の心意気と感じられる

私が日蝕に過剰なロマンを感じるのは、この作品が理由。劇中のネーミングも素敵。シリウスにマルタにピアレ、テミス、グラウコス、モアル、アルゴン、リリカの岬、メビウスの丘のクライン草…。ん、くるま…?

水世界はクリアすぎて、無重力にしか見えない時があるのが残念だけど、火の世界観はきらめきと儚さがすごくツボ。蜂や繭とかの世界観も。クラシックバレエとかクラシック音楽の要素も壮大さを演出

シリウスはじめ、水一族は全員顔色?体色?悪いんだけど、火一族、特にマルタは小悪魔チャーミング。かわいすぎる一人娘は、わがままいっぱい甘やかされたのね、でもこれじゃ、しかたないよね、とひれふしたくなるかわゆさ。小山さんの透きとおる魅力全開。良い時代だ。

許されぬ恋だからか、キスシーンはじめ、やけにどきどきさせられる。実生活も共にしていたのはこの辺の時代なのかな?とゴシップ意識して観てしまうからか。ほんとに私は薄汚い大人になった。憧れた人々をこんな目線で見るなんて、こんな美しい作品に対して、何て冒涜!

脱皮したマルタの胸の色づき具合に、なんか照れる。こうゆう辺り、日本的な感じ。
お色気が理由で、でずにのプリンセスシリーズの仲間入りは認められないだろうなあ。ちゃんと服着せたら、絶対にいい線いけると思うんだけどなあ。小さい頃は、大人のマルタってば、髪の色が緑から紫に変わってすっごく綺麗!くらいにしか思ってなかったのに

身の回りにいた記憶はないが、私みたいにはまっていた子いたのかな?小学生の頃、両親の仕事が終わるまで、本屋で立読みして過ごしていたから、他の子より色んな本に触れる機会が多くて、出会えた本だったのかな?この作品を知ってる人に会えたら、わあわあ言いながら一緒に観てみたいなあ


これ、フィルムブックの表紙だった。なつかしい

本編のエンディングで使われていた、大人向けなムードあるイラストが改めて観て気になった。アニメとはまた違う妖しい世界観。このイラスト集が存在するか、探してみようと、歯医者帰りに久々に中野へ繰り出した

疑心暗鬼かもしれないが、レントゲンとられている間に、裏で先生に「…やりがいある」と言われていた気がする。確かに私の歯並びはガタガタだし、口が小さくて先生のご苦労も自分の唇の端の切れ具合で毎度お察ししているが、私モルモットか?金蔓なのか?ただの被害妄想なのか?治していただいてるのに、警戒心が強いとゆうか、疑り深さが止まらない。人を信じるって、どうしたらいい?

中野は工事が終わってから、初めて降りたかも。自分の趣味嗜好を肯定してくれる以上に、筋の通ったお店が相変わらずあって、安心した。自分なんてまだまだだと思える、読んだことない怪しげな魅惑の世界の本にいっぱい手招きされた

昔、通勤で中野を利用していた時、リンチのイレーザーヘッドのDVDがほしい、と中古やさんでいつもチェックしていたのに、結局買わずに中野を離れてしまった。今日も同じお店に手頃な値段であって興奮したけど、極貧だし買わなかった。でも、もし次もあったら、もう買って良い気がする。10年越しのこの想い、本物だと思った

シリウス画集は結局売り場がよくわからないのと、ブロードエー来るといつも感じる圧?に押され疲れちゃって、探すことも出来ずに終わった

神保町にも行って探してみよう。それにはまず、出版されてるのかどうかを、きちんと調べないとね

今日は、残り少ない定期を惜しむため、中野に行きたかっただけウサギ

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