髪癖を生かしてくれるさすーんカットは、二十歳の頃、偶然再会できた友達のファンナーンがずっとしてくれていた(産休入られてからは、他店に浮気してるけど

くせ毛が保育園の頃からの悩みで、小学生の頃通っていた美容室では、私のくせ毛をまっすぐにすることに美容師が皆必死になってマッシュルームカットにしてくれて
「ほら、まっすぐでかわいい」と囲みで美容師たちにおべっか言われるのが、心底、苦痛だった
今なら、くせ毛が嫌だと伝えたから、子供がパーマなんてご法度な当時、マッシュルームにしてくれたのねと感謝もできるけど、どう見てもマッシュルーム似合ってねえし、一日限りのまっすぐじゃん、とぶすっとして毎回帰ってた
イチムラさんだよ、なおさん。覚えてる?
私は少年ジャンプをこの店で初めて読んだと思う。
ジャンプがあったから、何時間またされても、マッシュルームの苦痛を抱えて帰ろうとも、また通えたんだ
長いこと、くせ毛を悩みすぎて一周してしまい、ようやくこづかいが使えるようになってからは、縮毛矯正でまっすぐにするのは、持って生まれた自分そのものを否定するような気がして、私には私しか味方がいないのに裏切れないと、頑なにやらなかった。
単に貧乏だったせいもあるけど(笑)
そんな美容室嫌いな私が、ファンナーンが修行していたさすーんカットの店にカットモデルで行ったら、店長はじめ、みんなが私のくせ毛を面白がって切りたがってくれるのに、びっくりした
そこから、私は私のままでいいのかもと、ちょっとづつ自信が持てるようになった
そんな風に、大恩あるびだるさすーんなので、びだるさすーんの映画を追悼に観に行こうと決めた!
しあわせな日々をありがとう

安らかにお眠りください

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