日本代表が5-0でサウジアラビアに大勝しました。
川島・本田・松井を欠いての試合でしたが、５得点全てがフォワードの選手による得点ということで、ようやくザックジャパンにも決定力が出てきたように感じます。
ヨルダン・シリア戦と見てきて思ったことなのですが、４バックのDFラインに、遠藤・長谷部のダブルボランチですから、残る中盤とFWの人数は、４人。
FWは前田の１トップなので、中盤は、香川・本田・松井の３人。
ザッケローニ監督は、左からこの順番に選手をならべ、トップ下には本田を起用しています。
しかし、実際の選手の動きを見ていると、左サイドは、長友が再三上がってくるので、香川がプレーするスペースがない。
長友の上がりにあわせると、香川は中央に流れる動きになるのですが、そうすると、本田とポジションがかぶる。
ドルトムントで見せている、香川の本来の良さがどうも今の日本代表では出せていないように思います。
僕としては、システムを４－２－３－１ではなく、４－４－２にして、FWが、本田・前田（岡崎）の２トップ、中盤をボランチの２人＋香川・松井に変えたほうが、より機能するんじゃないかと。
香川の台頭によって、本田との両立の問題という贅沢な悩みがでてきています。
本田の実力は認めますが、僕はトップ下は香川を押しますね。
現に、本田を欠いたサウジアラビア戦では、攻撃面では十分な結果を残しました。
特に、前田がようやくＪリーグ得点王の実力を見せてくれたことがうれしいです。
あとは、岡崎が、以外に（失礼？）足元もうまいということを知りました。
このあいだの長谷部のミドルもよかったですが（決まったのはその前の松井の動きによるものですが）、サイドからの崩しや、ディフェンスの裏へ抜ける動きからの得点というのはやはり見ていても気持ちがいいもんです。
それにしても、４点目の前田のヘッドはすごかった。完全にキーパーをかすめて飛び込んでいましたね。
次は、開催国のカタールとの対戦なので、日本にとっては完全アウェイですが、是非点を取って勝ってもらいたいです。
がんばれ、ザックジャパン！