民主党の新代表が菅直人氏に決まりましたね。


個人的には小沢氏が代表になったら面白いなと思っていたのですが、国会議員票も思ったほど伸びず、完敗という結果になりました。


小沢氏というと、「政治とカネ」というダーティーなイメージが定着していますが、一方で「剛腕」といわれるように実行力に長けた、田中角栄のような古いタイプの政治家です。


今回の民主党代表選は、「数の力」や「お金の力」にものを言わせて、力で強引にコントロールするというこれまでの民主主義が終焉し、新しい時代の民主主義が始まったことの象徴のような気がします。


これからの政治には、献金という名の金銭を介した特定の一部に対する利益の供与と、数を頼りに主張を強硬に押し通すということが少なくなってくるでしょう。


今回は政権交代後、初の与党の党首選挙でしたが、代表決定までの過程が、今までの自民党政権の総裁選の流れとは明らかに違っていました。


政治の世界も新しい時代に突入してきています。


新・菅政権に期待したいと思います。