人って、いつのまにか自分と他人とを比べることに慣れちゃうよね。
あの人の方が背が高い。
あの人の方が走るのが速い。
あの人の方が勉強ができる。
あの人の方がカッコイイ。
あの人の方がかわいい。
あの人の方が友達が多い。
あの人の方がいい高校に入った。
あの人の方がいい会社に入った。
あの人の方が年収が多い。
あの人の方が出世した。
あの人の方が。あの人の方が・・・。
で、その後に待っているのは「劣等感」。
これとは逆に自分の方がすごいと思うとき。
そこにあるのは「優越感」。
でも、この「優越感」も、自分より上の人を見つけたとたん、「劣等感」に早変わり。
つまり、比べることからは「劣等感」しか生まれない。
前回も書いたけど、基準を外に求めると、あがったりさがったり、自分というものがものすごく不安定だよね。
そもそも、比べることに意味ってあるのかな?
人より上にいたいから?
「優越感」を感じたいから?
自己の重要性は、他人との比較からは見つけられないよ。
すべての分野で全部1番の人はいないし、イチローだって、サッカーだったら高校生に負けるかもしれない。
他人は他人、自分は自分なんだよ。
もし誰も認めてくれなかったら、自分で自分を認めてあげればいい。
「俺も(私も)結構がんばってるよな。えらいよ。」
ってね。
優れてなくてもいいんだよ。
がんばれてなくてもいいんだよ。
まずはありのままの自分をみとめてあげようね。
自遊人 拝