今年10月7日に80歳で亡くなった作曲家の筒美京平氏
その特集が先日NHKスペシャル『筒美京平からの贈りもの 天才作曲家の素顔』で放送された
筒美氏と松本氏が2人で作った曲はおよそ400曲
NHK総合 11月5日(木) 0:50-1:40
昭和に歌謡曲を聴いていた人は
誰もが知っている
またお名前は知らなくても
曲は必ず耳にしたことがあるヒットメーカーだ
なんせサザエさんのテーマを作った方なのだ![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
生涯作曲数は約2,700曲
シングル売り上げ数は歴代作曲家中第1位(7,560万枚)
私も昭和世代なのでもちろん耳にしていたし
お名前もクレジットとしては目にして
認知していた記憶がある
とはいえ中身は
松田聖子ちゃんの歌詞で知っていた松本隆氏と
セットでよく見る人とか
筒美も京平もカッコいい名前!くらいなもの笑
でもWikipediaでペンネームに鼓響平を考えていたが
漢字を左右対称にするするために
筒美京平にしたというのを読んで
創作の源にはそういった感覚も
あったのだろうと考えると納得だった
デビュー曲等を作ってもらったTHE ALFEEによると
編曲は別の作家に任せることが多かったそうだ
※THE ALFEEは編曲までやってもらった![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
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でもこの番組を見ると編曲からレコーディングまで
かなりの部分で関わっていたことが分かる
筒美氏の目指したのはアメリカのポップスを
日本の歌謡曲に変換すること
それとヒット曲を生むことを掟と課していた
そのためには自分の音楽を出していくのではなく
黒子に徹することがベストだと考えていた
職業作家としての矜持がものすごい![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
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今はネット広告の音楽利用で制限が厳しくなり
前奏が短い曲が多くなるなど
インパクトのある曲作りが求められている
そういったこともまだなかった昭和で
いかにリスナーの心を掴むか
イントロや歌詞と歌詞の間などに
飽きさせないような工夫をしていたという
筒美氏のさまざまな仕掛けの話が面白かった
番組で最初に流れた
尾崎紀世彦『また逢う日まで』
これは編曲も筒美氏
イントロのチャッチャッチャラーララ、ドン!
の「ドン!」とか
確かにものすごいインパクトだ![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
尾崎氏の歌も顔(もみ上げ)もインパクト大だけど笑
1973年には松本隆氏と初の共作
ここでアルフィーの話は出てこなかったので
アルフィーの曲が世に出た最初の2人の作品だけど
その前に作っていた曲はあったのかなと思った
※それならアルフィーのWikipediaに
筒美×松本の2曲目とあるのは納得![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
それか何か大人の事情かな
後で流れた70年代の曲一覧には
ちゃんと夏しぐれありました![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
編曲家の船山基紀氏が
筒美氏が当時最先端だった
ニューウェイブ・ロックのサウンドを
やりたがっていた話をしたときに流れたのが
デュランデュランの『The Reflex』
※その前にメジャーセブンスコードを使う話もあって
いろいろ納得
メンバーとカジャグーグーの画像も![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
デュランで使われたのはこの画像だと思う
※Pinterestで探しました!笑
それでC-C-Bの『Romanticが止まらない』が
世に出ることになる
※編曲は船山基紀氏
今見るとギターもベースもちゃんとバンドだ![にやり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/056.png)
![にやり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/056.png)
イントロのシンセとシンセドラムの印象しかなかった
セットも豪華で素晴らしい![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
あとはドラマの毎度おさわがせしますと電車男
そういえば電車男が実話なら
あの2人は今頃どうしているのだろうか・・・(余談)
船山氏の話によると
筒美氏はきれいなだけではない
何か引っ掛かりのある声質を重視していて
ドラムの笠氏をロマンティックのボーカルに
抜擢したとのこと
※もしかしてサイモンの影響もある![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
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C-C-Bの他のエピソードにも筒美氏が若い感性を
きちんと受け止めていたことが分かるシーンがあって
お人柄がとても良く伝わった![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
死を知った時の想いを心のままに綴ったという
松本氏の言葉が美しい![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
筒美京平さんに捧ぐ-1
— 松本 隆 (@takashi_mtmt) October 12, 2020
神戸のラジオ局でマイクに向かってると、「京平先生が亡くなった、、、」と太田裕美からメールが入った。瞬間、涙の洪水になりそうな心を抑えて、平常心を保ちながらラジオを終わらせた。取り乱さなくて偉いでしょ、褒めてよと天国の京平さんに呟く。 pic.twitter.com/LTy45v55Ay
筒美京平さんに捧ぐ-2
— 松本 隆 (@takashi_mtmt) October 12, 2020
作詞家になった瞬間、目の前に筒美京平は立っていて、先輩と後輩であり、兄と弟であり、ピッチャーとキャッチャーであり、そして別れなければならない日が来ると、右半身と左半身に裂かれるようだ。
筒美京平さんに捧ぐ-3
— 松本 隆 (@takashi_mtmt) October 12, 2020
ぼくが京平さんからもらったものはありったけの愛。彼ほどぼくの言葉を愛してくれた人はいない。
ありがとう、京平さん。いつかぼくも音符の船に乗り、天の園に舞い上がる日が来る。少しの間、待ってて。そうしたら笑顔で、喜んだり怒られたり哀しんだり楽しく語り合おうね。
番組では2人の最初のヒット曲
太田裕美『木綿のハンカチーフ』の制作エピソードや
プロデューサーの本間昭光氏によるアレンジ等の解説
最大のヒット曲となった『魅せられて』を歌った
ジュディ・オング氏のインタビューなど
ゲストや歌も盛りだくさんで見所は他にもたくさんあった![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
再放送も決定![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
【出演】松本隆,近藤真彦,ジュディ・オング,笠浩二,宮本浩次
【詳細】
「木綿のハンカチーフ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「また逢う日まで」…。さん然と輝く名曲を生み続けた作曲家の筒美京平さんが、80歳で亡くなった。名曲の数々はいかにして生まれたのか。NHKに残されていた筒美さんの貴重なインタビュー録音、長年タッグを組んだ盟友で作詞家の松本隆さんを始め、近藤真彦さん、ジュディ・オングさん、宮本浩次さんらの独占取材から時代の心を捉え続けた楽曲の秘密に迫っていく。
※インタビューの相手は小西康陽氏
画面に出なかったけど元ピチカート・ファイヴ
彼は筒美氏に憧れて音楽を仕事にした人で
筒美氏関係のコラボもいろいろやっている
日が明けてすぐの深夜再放送開始です![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
⬇️2011年のテレビの映像
コレも貴重![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
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