今年10月7日に80歳で亡くなった作曲家の筒美京平氏


その特集が先日NHKスペシャル『筒美京平からの贈りもの 天才作曲家の素顔』で放送された
昭和に歌謡曲を聴いていた人は
誰もが知っている
またお名前は知らなくても
曲は必ず耳にしたことがあるヒットメーカーだ
なんせサザエさんのテーマを作った方なのだおねがい


生涯作曲数は約2,700曲
シングル売り上げ数は歴代作曲家中第1位(7,560万枚)


私も昭和世代なのでもちろん耳にしていたし
お名前もクレジットとしては目にして
認知していた記憶がある


とはいえ中身は
松田聖子ちゃんの歌詞で知っていた松本隆氏と
セットでよく見る人とか
筒美も京平もカッコいい名前!くらいなもの笑


でもWikipediaでペンネームに鼓響平を考えていたが
漢字を左右対称にするするために
筒美京平にしたというのを読んで
創作の源にはそういった感覚も
あったのだろうと考えると納得だった


筒美氏は編曲家より作曲家の仕事がメインで
デビュー曲等を作ってもらったTHE ALFEEによると
編曲は別の作家に任せることが多かったそうだ
※THE ALFEEは編曲までやってもらったニヤリ


でもこの番組を見ると編曲からレコーディングまで
かなりの部分で関わっていたことが分かる


筒美氏の目指したのはアメリカのポップスを
日本の歌謡曲に変換すること
それとヒット曲を生むことを掟と課していた


そのためには自分の音楽を出していくのではなく
黒子に徹することがベストだと考えていた
職業作家としての矜持がものすごいびっくり


今はネット広告の音楽利用で制限が厳しくなり
前奏が短い曲が多くなるなど
インパクトのある曲作りが求められている
そういったこともまだなかった昭和で
いかにリスナーの心を掴むか
イントロや歌詞と歌詞の間などに
飽きさせないような工夫をしていたという
筒美氏のさまざまな仕掛けの話が面白かった


番組で最初に流れた
尾崎紀世彦『また逢う日まで



これは編曲も筒美氏
イントロのチャッチャッチャラーララ、ドン
の「ドン!」とか
確かにものすごいインパクトだ爆笑
尾崎氏の歌も顔(もみ上げ)もインパクト大だけど笑


1973年には松本隆氏と初の共作
ここでアルフィーの話は出てこなかったので
アルフィーの曲が世に出た最初の2人の作品だけど
その前に作っていた曲はあったのかなと思った
※それならアルフィーのWikipediaに
筒美×松本の2曲目とあるのは納得ニコニコ
それか何か大人の事情かな
後で流れた70年代の曲一覧には
ちゃんと夏しぐれありましたひらめき電球


編曲家の船山基紀氏が
筒美氏が当時最先端だった
ニューウェイブ・ロックのサウンドを
やりたがっていた話をしたときに流れたのが
デュランデュランの『The Reflex



※その前にメジャーセブンスコードを使う話もあって
いろいろ納得


メンバーとカジャグーグーの画像もラブラブ


デュランで使われたのはこの画像だと思う
※Pinterestで探しました!笑



それでC-C-Bの『Romanticが止まらない』が
世に出ることになる



※編曲は船山基紀氏


今見るとギターもベースもちゃんとバンドだにやり
イントロのシンセとシンセドラムの印象しかなかった
セットも豪華で素晴らしいキラキラ
あとはドラマの毎度おさわがせします電車男
そういえば電車男が実話なら
あの2人は今頃どうしているのだろうか・・・(余談)


船山氏の話によると
筒美氏はきれいなだけではない
何か引っ掛かりのある声質を重視していて
ドラムの笠氏をロマンティックのボーカルに
抜擢したとのこと
※もしかしてサイモンの影響もあるはてなマーク


C-C-Bの他のエピソードにも筒美氏が若い感性を
きちんと受け止めていたことが分かるシーンがあって
お人柄がとても良く伝わった照れ


筒美氏と松本氏が2人で作った曲はおよそ400曲
死を知った時の想いを心のままに綴ったという
松本氏の言葉が美しいキラキラ





番組では2人の最初のヒット曲
太田裕美『木綿のハンカチーフ』の制作エピソードや
プロデューサーの本間昭光氏によるアレンジ等の解説
最大のヒット曲となった『魅せられて』を歌った
ジュディ・オング氏のインタビューなど
ゲストや歌も盛りだくさんで見所は他にもたくさんあった爆笑


再放送も決定アップ
星NHK総合 11月5日(木) 0:50-1:40

【出演】松本隆,近藤真彦,ジュディ・オング,笠浩二,宮本浩次

【詳細】
「木綿のハンカチーフ」「ブルー・ライト・ヨコハマ」「また逢う日まで」…。さん然と輝く名曲を生み続けた作曲家の筒美京平さんが、80歳で亡くなった。名曲の数々はいかにして生まれたのか。NHKに残されていた筒美さんの貴重なインタビュー録音、長年タッグを組んだ盟友で作詞家の松本隆さんを始め、近藤真彦さん、ジュディ・オングさん、宮本浩次さんらの独占取材から時代の心を捉え続けた楽曲の秘密に迫っていく。

※インタビューの相手は小西康陽氏
画面に出なかったけど元ピチカート・ファイヴ
彼は筒美氏に憧れて音楽を仕事にした人で
筒美氏関係のコラボもいろいろやっている


日が明けてすぐの深夜再放送開始ですビックリマーク




⬇️2011年のテレビの映像
コレも貴重ビックリマーク