映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」 | マーサの自由帖

映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」

6月3日(月)15:00〜

鴨居の「TOHOシネマららぽーと横浜」にて

「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」を観る


企画・構成・監督・プロデュース:相原裕美

出演:きたやまおさむ/松山猛/朝妻一郎/新田和長/つのだ☆ひろ/小原礼/今井裕/高中正義/クリス・トーマス/泉谷しげる/坂崎幸之助/重実博/コシノジュンコ/三國清三/門上武司/高野寛/高田漣/坂本美雨/石川紅奈(soraya)/ 他
ARCHIVE:高橋幸宏/吉田拓郎/松任谷正隆/坂本龍一/他(順不同)

配給・宣伝:NAKACHIKA PICTURES
(2024年|日本|118分)
©2024「トノバン」製作委員会

2024年5月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開






「帰って来たヨッパライ」が大ヒットした時は10歳だったか?

小学生のマーサは、すごく新しくて奇妙な音楽だなと思った

サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」のアルバムを持っているが

今聴いても何か新しい発見がある

「タイムマシンにおねがい」は色んなアーティストなカバーしているよね

加藤和彦はいつも飄々としながらとんがっていて時代の半歩先を行っていた

同じところに留まらず、常に新しいことに挑戦していた

作る音楽に合わせて外国でレコーディングするという

金がすごく掛かるし贅沢なことをした走りじゃないかな

その後、矢沢永吉とかがやっているよね、多分相当影響を受けてると思うな

音楽以外でも、ファッションや料理などにこだわりがあって

いつも一流のレストランで食事をしたり、彼の身につけているものもカッコよかった

加藤が何かしようと提案すると周りの仲間が喜んでついていくというカリスマ性のような人を惹きつける力があった

安井かずみと結婚した加藤は、彼女が病気で亡くなるまで常に献身的に尽くしたという印象がある

加藤は2009年、自ら命を断つのだが、遺書には「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより、消えてしまいたい」と綴られていた

鬱病を患っていたという影響も大きかったと思うが、新しいものを創作することができなくなったんじゃないかな

映画の最後で、「あの素晴らしい愛をもう一度」をみんなで歌うのであるが、最初に坂本美雨が歌い出した時には思わずグッときた

映画に出てきた、はしだのりひこ、坂本龍一、高橋幸宏、、、みんな死んじゃったなあ!



【「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」評論 】「黒船」来航の前と後、別れと出会いが紡ぎ出す加藤和彦の世界へ
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