わけです。



あれから、まあもうなんだ自分というものがほとほと嫌になったわけです。
こんな人間はさっさと死んだ方がいいなと。
朝の6時半くらいからせこせこと終活をしようと思っていましたが、頭があまり回らなかったのと、早く終わりにしないといけないと思って、何もする事がありませんでした。
パソコンの中身も見られたくないし、予約とか予定とか部屋汚いとか今思うと色々あるんですけど、その時はとにかく「親に見付からないように家を出よう」しかありませんでした。

親は大体わたしが部屋で寝る時以外はリビングで起きているかソファでうとうとしており、物音を立てると起きるので
好きなバンドのグッズや鞄の中の片付けをするフリをして、グッズと鞄を持って部屋に行きました。
何だか頭の中が真っ白で、片付けるでも音楽を聴くでもなく、ぼんやりとベッドに座っていました。
暫くして、そろそろうとうとし直した頃かなと部屋を出る事にしましたが、鞄ごと持っていくと目立つし音が鳴るし、何より某市販薬やら何やら見付かると疚しいものが入っているので
もしわたしが死んだ後に鞄が調査されて、メンヘラの闇みたいなものを探るべくそこから情報を得られようとする時(ちょっと上手い日本語が出てきません)、これからを生きていく心にゆとりのない人達が生きる手段を制限されたり息苦しくなるのは不本意だなと思いました。
ちょっと言語力がゴミですが、まだ落ち着いてないんだなと思ってください。


というわけで、車の鍵をそっとポケットに入れて、携帯を持って家を出ました。
携帯の手帳カバーにパスモと免許証が入っているので、お財布なども一切無し。
最寄り駅からちょいと行ったところに、柵の低い高所があるので、そこで(方法は伏せますが)上手い事頭から飛び降りる予定でした。

高所恐怖症なので、飛び降りは前に足が竦んでしまった事がありますが、なんだか今日は大丈夫だろうという気もしましたし、その場に行ってから怖くなっても恐怖心が薄れるほど薬を飲んで効くのを待つのは現実的じゃないなみたいな思考が家を出てから後出しのように出てきました。
そして、あの高さで本当に死ねるんだろうかとか、頭から落ちられるだろうかとも思いました。
失敗の時の後遺症はこの時気になりませんでした、死ねるかどうかが重要だと感じていました。

目に付いた駐車場に適当に車を停めて、現金が無いので車を出せない事に気が付きましたが、出る時の事は考えなくていいなとも思いました。
死ぬ事やそれによる金銭的な損害よりも、駐車場代で親への申し訳無さを感じたのが不思議なものです。目に見えて想像しやすい金額だからかもしれない。

車の中で9mmのDEEPBLUEを流していたら、名もなきヒーローの歌詞でめちゃくちゃ涙が出てきて息苦しくなりました。
(検索避けするか悩みましたが、寧ろこれはもう少し心にゆとりがあればわたしをこの段階で救ってくれたかもしれない、本当に良い歌詞だと思うのでこのままにしておきます)
人にはわたしの宗教だと言っているくらい大好きなバンド、DEEPBLUEツアーの時のMC、卓郎のトークや歌詞から滲み出る感情の表し方、笑うと意外と可愛くなるすごく大好きな滝さん、この前家でコーカサスの話をしていたばかりだった和彦、カオスツアーに対してのかみじょうくんの変なLINEコメントを思い出して
駅に向かって歩きながらずっと泣いていました。
なんで泣いてるのかよくわかりませんでした、確かにライブの申し込みはしたけどその時はその事は考えてなかった。
死ぬのが惜しくなったり怖くなったりしたわけじゃないし、正直「また9mmに会いたい」って感情があったわけでもないのに(いつでもあるんですが、特別強く意識してはいなかったという意味で)何故か涙が止まらなくなって息が苦しくなってきて、花壇で少し休みました。


どの段階で思ったのか忘れましたが、他人にとってわたしが死ぬ事は然して重要ではないなと思い至りました。
それは、わたしが死んでも何の解決にもならないから生きて償おう的なポジティブなものではなくて、本当にどちらでも同じ事なんだと思いました。
わたしがそれだけ申し訳無い気持ちでいた事が伝われば、そして非はわたしにあったんだと伝わればいいなと。
今思うと罪悪感の押し付けというかモラハラというか鬱陶しい事この上無いですが、そういう内容を人に送信していなくて良かったなと思います。本当に。

そして、もしわたしが死に切れないとしても恐らく何かしらの機関に保護か入院かになるとします。
わたしはこの時何故か、自分が飛び降りたら周りの人間がそれを知り得るものだと思っていて(死ぬ直前1分前とかには、伝言目的でブログを描き残そうと前から思っているのでそれかもしれません)、
そうなったらわたしが迷惑を掛けてしまった人が安心すると思いました。
変なLINEも来ないし、粘着もされないし(する気無いですが)、不快な事言われないし、死にたいとか言われないで済むし。
勿論死んだ方がずっとその心配が無いのですが、一時的にでも変なのが離れて、その間にもしわたしがまともになれば(と相手が考えるとしたら)、それは安心するかもなあと思ったのです。
なので、わたしが死ぬのか死なないのかはわたしにとってだけ重要で、今回飛び降りる事に意味があるのだから、やはり決行に揺らぎは無くなりました。


駅のホームに降りると、行きたい方面の電車が行ってしまった後でした。
5分くらい待てば次の電車が来そうだったので、時計を見上げながらぼさっとしていると、反対方面に回送電車が来るので乗れないというアナウンスが入りました。
普段何も気にせずに生活してるのでわからないのですが(そしてこの時正常じゃなくて覚えてないので未だにわからない)、回送電車って通過するのでは?
わたしが向かった駅は急行も停車する駅だという事もあり、まあ綺麗事?正論か。だけ言えば、人様に掛ける迷惑が尋常じゃないので、飛び込みは普段はあまり視野に入れていませんでした。失敗したら色々地獄ですし。

とにかく、その時のわたしは、「あっじゃあこれでいいじゃん……」となっていました。
電車に乗って行くのも面倒臭いし待っているのも疲れるし、失敗のリスクとか他人への迷惑とか全部頭から抜けて線路に向かって歩いていきました。
駅員さんに危ないとか何か声を掛けられた気がしますが、あまり覚えていません。
その後は駅員さんに捕まってて、目の前を電車が通り過ぎていって、駅員さんが無線?で何か言ったら人がたくさん来て、わたしはずっと泣いてたので自殺企図か衝動なんだろうなと思われたと思います。そうなんだけど。

事務室みたいなところに連れていかれましたが、広い部屋の真ん中の椅子に座らされて(言い方悪いですが感じ方そんな感じでした)、駅員さんの服の男の人に囲まれて、名前とか色々聞かれて、怖くなってしまいました。
震えてるじゃんなんで?病気なの?障害とかあるの?みたいな事を言われた気がしますが、息が苦しくてそれどころじゃなかった。
今更「間違えただけなんですよ〜」なんて言い訳は到底通用しないなという感じ。
話してくれないと警察の人呼ばないといけないんだよって言われましたが、いや声が出ないの怖いのよ。
わたしが先日の血が付いたボロ服のままでいたものですから、あらぬ誤解をさせてしまったのか婦警さんに応援を頼んでいました。


警察めちゃくちゃ嫌いですけど、なんとか「ひろいところこわい」と伝えて、車に乗ってそれでもぶつ切りみたいな感じで話してました。名前とか言うのもなんかつらかったので免許を見せました。
死にたくなったの?とか、何があったの?には、何も答えられませんでした。余裕も無かったし、なんかもうどう言ったらいいのかわからなかった。

その後は家まで連れられ、親と合流し、車を回収して終了しました。
警察にムカついてわたしがまたキレ散らかしたり、父親がやべえ事言ってきたりしたんですが、この記事もう昨日から書いてて疲れたのでそろそろ〆たい。
取り敢えず、今は死のうというテンションではなくなりました。
ブログに書いた子とは仲直りしたし、なにせすごく疲れた。エネルギーが足りない。

最近猫に甘えている。
ベース弾いてる時とか思い付いたフレーズ書いてる時とかめっちゃ邪魔なんですけど、猫は邪魔なくらいの方が可愛い。

威圧してくる毛玉。




疲れたので読み返しません。

誤字許して。

40時間近く寝てないので帰って寝ます。