愛と癒しのコミュ二オン(鈴木秀子) | Emma、ニュー・カマー物語♪ 

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 今日はタイトルが少し怪しかったせいで、読む度に家族からからかわれた本、「愛と癒しのコミュにオン」(鈴木秀子作)をご紹介したいと思います。ラブラブ

 私がこの作家のことを知ったのは、6,7年前、韓国に帰省した際に、母親の本棚にあった一冊の本がきっかけでした。韓国語で翻訳されていたその本のタイトルは忘れてしまいましたが、その中の一つの話があまりにも強烈だったので、子どものひどい夜泣きにもかかわらず、一晩中ずっと読み続けていたのは今も覚えています。





この「愛と癒しのコミュ二オン」という本ですが、主な内容はアクティブ・リスニングとは何か、また、それによって、私たちはどれほど、癒され、人生の潤いを取り戻せるかについて語っています。 


アクティブ・リスニングの基本姿勢は「批判しない」「同情しない」「教えようとしない」「評価しない」「ほめようとしない」のようです。ビックリマーク


人と話をするのが大好きな私ですが、この本を読みながら、今まで自分は本当の意味で「相手の心を理解する聞き方、そして、相手の心に伝わる話し方」をしていなかったことに気が付いて、本当にハッとしました。叫び


肯定も否定もせずに、ただひたすら聞くことで、誰もが持っている問題解決能力を引き出す。そして、ともに成長していく。この本にはその姿勢の大切さについて詳しく書いてあります。


また、コミュニケーション術の一つとして、「事実・影響・気持ち」の三ステップについても説明されています。


たとえば、 「あなたがそうしてくれると(事実)、お母さんはとても助かるから(影響)、うれしいの(気持ち)」みたいな表現の仕方です。

これは自分の気持ちを正確に把握し、真っ直ぐに、相手に伝わるような表現の仕方なので、とても有効だと感じました。


早速ですが、学校から帰ってきた娘に実践してみました。

「君がそんなに遊んでばかりいると(事実)、うちがもっと貧乏になるから(影響)、とても心配で眠れないわ(気持ち)」

さて、効果はあるんでしょうか。(笑)にひひ


最後に、この本の中から、とても気に入ったフレーズを一つ見つけました。


「人は他者と意思の伝達が図れるかぎりにおいてしか、自分自身とも通じ合うことが出来ない」

(フランスの詩人、ポール・バレリー)


私は、本当の自分のことが知りたいので、これからもって深いところでみんなと結びついていけたらなと思いました。音譜