一変した世界 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

ロータリークラブの手続きは、順調に進んでいると思っていた。

まず4月1日に、年に1度の 『地区大会』 が開かれ、
1000人は入る山形市の会場にたくさんロータリークラブ会員が集まった。
内容は、自己紹介や昨年度の活動報告などらしかった。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ロータリークラブ

そこの壇上で、今年度の国際親善奨学生として紹介されたので、
簡単な挨拶をした。

全員にお弁当は出るし、楽団を呼んで演奏は聴けるし、
司会はローカルテレビ局のアナウンサー、と
豪華この上きわまりない目

ロータリークラブ、おそるべし。
山形でこんなに大規模なら、世界中でいったいどれだけの規模なんだろう?


6月中旬には山形市の某料亭にて、会食をかねての
『出発前オリエンテーション』 がこじんまりと開かれた。

そこで出発前の心構えなどを聞いた。

ロータリークラブの役員の方は、
アメリカ留学経験者が多い。
意外にもブランダイス大学を知っていて、
「実は、僕も応募しようとした大学なんだよねぇ。いい大学だよ。」
と言ってもらえたりした。

もう1人の奨学生からも、次のような情報をもらった。

「ブランダイス大学って、確かハーバード大学と
単位交換制度やってるよね?」

「え!?へ、へぇ~?(そうなのか?!しかも何で私より知ってるんだ?!目
それにハーバード大学って、ニューヨークにあるんじゃないのね??)」

「ハーバードやコーネル大学のようなマンモス校だと、
教授は研究に忙しかったりして、生徒はほったらかしだったり。
もしかしたら、ブランダイスのような小さな大学の方がよく見てもらえるかもよ。」



その頃、大学のときお世話になった教授からも、
『ブランダイス大学は、少人数ですがとても評判のよい、
しっかりとした大学す。きっと真の実力がつくと思います。
私もブランダイスを選んだと思います。』

というメールをもらっていた。

そこでようやく、自分の選択に少し自信を持つことができたのだった。得意げ


地元の南陽ロータリークラブの 『定例会』 でも
15分程度のスピーチをさせてもらい、
名刺・バッジ・旗、そして餞別までいただいて激励をしてもらった。



ところが・・・


出発の5ヶ月前に、ロータリー本部 (アメリカ) に
英語のスコアを提出しないといけなかったのをすっかり見過ごしてて、
慌てて送ると・・・

「英語のテストの点数が足りないので、
大学院の授業が始まる前に、
1ヶ月間の語学研修を向こうで受けてください」


と言われてしまった。

え~~~~~!?叫び

確かにTOEFL94点が必要と書いてはあったけど、
IELTSで7.0取っててもダメなの!?

「ダメです」

・・・(-_- )ちーん。
大学院の学期始まりに合わせて、
8月下旬ごろの出発を考えていた。
ところが語学研修を受けるとなると、
ビザを1から申請し直して、7月下旬には出発しないと・・・

今日は6月30日
え、あと3週間で語学学校決めて、ビザの書類を郵送してもらって、
ビザの面接をアメリカ大使館で受けて、ビザを発行してもらう・・・

無理!!叫び

大体、ビザの発行には通常1ヶ月~2ヶ月はかかるって言われてるんだから。

これまでに何度ダメかもしれない、って思ったことだろう。
だけど今度こそ思った。
今回ばかりは本当にダメかもしれない。

え、間に合わなかったら、ロータリーの奨学金もおりなくて
留学できない・・?

それまでのんびりと余裕をこいて過ごしていた自分はなんだったのか。
自分が本当に嫌になる。
世界が一変するとはこのことだ、と思った。ガーン