岩沼市役所に展示場のカギを取りに行った。
岩沼市役所
市役所前の道路を挟んで向いにある、
旧勤労青少年ホームの一室、
小さな扉の向こうに 拾得物展示場 がある。
ここでは、自衛隊などから届けられた写真などを
洗浄して展示している。
持ち主に見つけてもらうためだ。
私は今日からここで2週間、
主に受付などのボランティアをする。
1日の流れはこんな感じ ↓
9時になると
一般ボランティアの人達がやってくるので
朝礼をする。
一般ボランティアは、
災害ボランティアセンター (社会福祉協議会) に
毎朝個人で登録して、展示場に派遣されてくる人達。
毎日10人~15人来てくれている。
災害ボランティアセンターに何人必要かを連絡し、
派遣されてきた人達に仕事を割り振るのも私たちの仕事。
市役所の人は常駐しないので、
展示場の運営をほとんど任されている感じ☆
ほとんどの人には、ここ、写真の洗浄室で
届けられた写真の泥や海水を落としてもらっている。
届けられた写真は、まず分類。
水につけない方がいいもの、
初心者でもできそうなもの、
ベテランが行う必要があるものなど。
ポケットアルバムのページから写真を出していく。
水に着けた後、筆を使いながら
1枚1枚丁寧に汚れを落としていく。
洗い終わった写真は、バラバラにならないように
乾燥室で何日間か乾かされる。
手作りの写真洗浄マニュアル
私も1日だけ経験させてもらったけど、
1枚洗うのに10分はかかったと思う。
かなり神経を使うし、大変な作業である。
長期で毎日来てくれている人達が7~8人いたので、
洗浄についてはすっかりその人達にお任せしていた。
他には、写真を展示する用に
段ボールの棚を作ってもらっている。
こういった棚を使うことで、ただテーブルに並べるよりも
より多くの写真を展示できるようになるからだ。
この段ボールの屏風にも、画鋲で写真を貼って展示できる。
この段ボールの棚やびょうぶは、
クギやガムテープなど一切使っていない、
けれど組み合わせをうまくして、とても丈夫にできている。
一般ボランティアの方のアイディアだそうだ。
こういう知識がいざという時に本当に役に立つんだなぁと
感心してしまった。
残りの人達には、展示場内の写真の整理をお願いしている。
とにかく、約2万枚の写真がこの一部屋にあるので、
いかに探しやすくするかがとても大事なのだ。
ポケットアルバムのページを使って、
壁一面に写真を貼っている。
1枚ずつバラバラに見つかった写真は、壁に貼り、
まとまって見つかった写真は袋にまとめて、テーブルの上に。
写真だけではなく、位牌、ランドセル、ノート、
トロフィー、卒業証書、卒業アルバムなども置いている。
新しく洗った写真は、「新着コーナー」 へ。
毎日ボランティアに来てくれる人達は
若いイメージがあったけど、
意外と30代・40代の人も多かった。
年齢の幅は18歳~おじいちゃんまで
本当に色んな人がいる。
毎週末関東から通っている人もいるし、
泊りがけで来ている人もいた。
平日来ている人は、留学を控えた学生だったり
主婦だったり、自営業の人だったり、
海外帰りの人だったり、
会社の研修で来ていたり・・
普段会えない人達とここでたくさん会うことができた。
11時半~12時半にお昼休みがあり、
4時に一般ボランティアの人達は帰る。
見送った後、受付表をまとめたり
展示場の後片付けをして、5時に終了。
ふぅ
今日もお疲れさまでした