現職で参加した3名が
日本に帰国する。
現役の先生で新学期に備えるため、
もともと私達より3ヶ月早く帰ることになっていた。
前日から同期メンバーのほぼ全員が
コトヌに集合し、前日には
どっきりで 「卒業式」 を行い、
手作り卒業証書や成績表を渡して
みんなで 『仰げば尊し』 を歌った。
卒業式の後は、同期が作ってくれた
フォトムービーをみんなで見た。

今回3人の見送りのために、
実に20人以上の協力隊員が集まり
ずっと大賑わいだった。
そして、ついに・・・
何の実感もないまま、
しかも空港に行く直前までに
雨が降ったり停電になったりして
バタバタしたまま3人は
空港の中に消えていった。
感傷にひたる暇も無かったし、
涙で別れを惜しむ姿も無かった。
(空港ではどっきりプレゼント渡しと
写真撮影で忙しかったから)
3人とはもうベナンで会えないなんて信じられない。
「3ヶ月後どうせ日本で会えるんだし」 と言われても
3ヵ月後自分も帰るなんて信じられない。
だけど、空港から帰って夜12時近く、
無事飛行機が飛ぶ音が遠い空から聞こえた時、
「次は自分の番だぞ」 って言われてるみたいだった。