横のつながり | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

送別会の前には、
隊員向けの 「最終報告会」 を行った。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-最終報告会

今までとはちょっと違って、
送別会の場所でジュースを飲みながら
堅苦しくない気楽な感じで行った。

報告会については、私個人にとっても
思い入れがあり、どうしてもやりたかったので
実現できて本当に嬉しい☆

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-最終報告会

実は隊員向けの報告会は
9ヶ月間ずっと行われていなかったのだ。

理由は次の通り。

昨年の6月まで報告会は
日本語で他の協力隊員向けに行われていた。

その後、報告会の方針が変わり、
今では1人1人個別に、
配属先でフランス語で行われるようになった。

別に、隊員向けの報告会を禁止されたわけではなく、
「やりたければやってもいい」 が、
その代わり、企画書を提出したり
参加者の宿泊先を確保したりなど
手続きがはっきり言って面倒くさい。

そういう理由で、昨年の6月以降、
隊員向けに報告会をやった
先輩隊員は誰もいなかったのだ。


その結果、どうなったか。

任地や職種を越えて
他の協力隊員が何をやっているか分からず、
興味や関心も薄くなった。

配属先での報告会は、
協力隊員の本音が言いづらく
(配属先の悪い点、苦労した点など)
表面的な内容になった。

新しく来た協力隊員への
情報提供の場が1つ無くなった。


私たち20年度1次隊は
任地に赴任してすぐ、
先輩隊員の最終報告会を聞く機会があり、
すごく参考になった経験があり、
隊員向けの報告会に意義を感じているメンバーが多い。

そういう背景があり、
12月に健康診断で集まったとき
同期メンバーと話してみると
意外に結構みんな乗り気で
話がぽんぽんと進み・・・

「一番の問題は宿泊先でしょ?
隊員総会にくっつければ問題ないんじゃない?
そうすれば、企画書の提出などの
手続きはやらなくて済むし。
送別会の前にやって、
気楽な感じで試しにやってみよう!」

と誰かの提案で決まったのだ。

発表者からも
「むしろ聞かなくていいのか、って感じ」
と頼もしい発言まで。

このとき、本当にいい同期メンバーに
めぐまれたなぁ、と改めて感じたのだった。得意げ


個性的で素敵な発表後、

「よかった、面白かった」

「違う職種でも学校保健など
自分と同じ活動をしてる人がいるって知らなかった。
知らなかったから、この人に質問しようっていう
発想が今まで無かった」

「先輩隊員が個性的で
みんな面白い人たちと分かった」

など、後輩隊員より嬉しい感想が聞けた。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-最終報告会

今、ベナンでは協力隊の活動にしろ
専門家の活動やJICAが行っているプロジェクトなど
みな個々にバラバラで活動している印象がある。

ベナンにおける援助方針や目標、そのための戦略をはっきり立て
みんなが同じ方向を向いて、
情報交換など横のつながりを持ちながら活動をしなければ
全体として目立った効果は得られないだろう、
と個人的には思っている。

今回の試みは、横のつながりを持つ
ほんの小さなきっかけにしかすぎない。

私たちの思いは、後輩隊員に伝わっただろうか??

もしこのブログを読んでるベナンの協力隊員がいれば、
ぜひ隊員向けの報告会、続けてくださいね☆