「浮気は文化」・・ではなく、「汚職は文化」
と言われている。
特に政治関係者の懐は豊かで、
貧富の差が激しいのが特徴である。
ベナンに来てからも、
汚職、ということに遭遇することはよくあった。
例えば・・

ある国連機関のベナン事務所長と兄弟で、
NGOに大量の活動資金が流れていること
(そのNGOの職員達は、明らかに金持ちそうな格好をしている)

フランスの援助で建てられたが、
今は個人の所有物となっている。
フランスの視察が来るたびにお金で子供を集めて、
ごまかしている。

報告しているが、実際やっていないことがある。
(お金はどこかに消えている)
など。
汚職以外にもこんなことも・・。

(祝日のフェット、食べ物代や飲み物代)
300万フラン (約60万円) の予算をつけている。

急遽知り合いを集めてマイクロクレジット (小額融資) を
行っていた。
これらは、話に聞いただけなので
どこまで本当かは正直分からない。
ただ、海外から援助をしても、
それが実際に住民に行き届いているかどうかは
本当に疑問である。
援助をしても、汚職で富める人がますます富み、
貧富の格差が広がるくらいなら、
むしろ援助をしない方がいい、という意見もある。
汚職があること前提で、それでもその内の
何%かが住民に還元されるのなら、
やらないよりはマシ、という意見もある。
公的機関であっても、信用できるとは限らない。
むしろ、公的機関だからこそ信用できないかもしれない。
援助をするときには、人と機関を見極めて
(それが一番難しいんだけど・・)
慎重に行う必要があると思った。