念願のマイクロクレジット | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

視覚障害者グループで
ようやく¥ マイクロクレジット (小額のお金の貸し出し)
を始めることができた。

話が出てからなんと8ヶ月
お金を出してくれたコトヌの視覚障害者団体も
初めてのことで、お互い手探り状態ながら
何とかここまで辿り着くことができた。

結局、会に対して15万フラン (約3万円) 
貸し出してくれることになったのだけれど、
その15万フランを4人のメンバーで分けて
個人的に貸し出しを行うことになった。

会の活動は、金庫にあるお金で十分まわっているので、
今さらマイクロクレジットのお金を使って
行う活動が特に無かったからだ。


<マイクロクレジット概要>

◆ 合計金額 15万フラン (約3万円)
◆ 1人あたり 34,750フラン (約7000円) の貸し出し
 (※4人で分配、契約のときの交通費や
   書類代をひいて割った金額)
◆ 利率5%=計7500フラン (約1500円)
          1人あたり 1875フラン (約400円)
◆ 返済は2ヶ月に1度で計3回
◆ 返済期間は7ヶ月 (最初の1ヶ月分は返済なし)

※利率の他にメンバーには
全体で合計1万5千フラン (約3千円) 多めに返してもらい、
その分は会の金庫に入れることになった。


気づけば最終返済日は2010年6月15日
私が帰国するなんと、1週間前だった><
あ、危ない・・。

お金の使い道は、もともと商売で使う
とうもろこしや米などの買い付けに使う。
メンバーは元手の資金が無いため、
こういったものを後払いでお金を払っているのだが、
後払いだと値段が少し高くなる。

例えば・・・

とうもろこし1袋50キロの場合
現金支払い: 2万フラン (約4千円) 
後払い:    2万3千フラン (約4600円)
(※時期によって値段は変動する)

となるらしく、手元に現金があってその場で支払えれば、
1袋につき 3千フラン (約600円) の利益が
単純に増えることになる。

本当は、何にどれだけのお金を使って
どれだけ利益が上がる見込みなのか、
1人1人に聞きたかったけれど、
それは難しかった。
「わざわざそんなこと聞く必要も無いだろう」
という雰囲気だったからだ><

返済が終わったときに、
ある程度の貯金が貯まってないと
意味が無いと思うんだけど・・。
いきなり借金の返済をしているメンバーもいたし、
超心配汗

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-マイクロクレジット  サインをしたコトヌにある市役所

ところで、今回のマイクロクレジット、
契約書のサインのためにコトヌまで行った
メンバーの交通費、書類代、
市役所での登録費を合わせると、
合計 11000フラン (約2000円) もかかってしまい、
その分メンバーに渡るマイクロクレジットの金額が
ずいぶん減ってしまった。

特に書類代は、当日になっていきなり
1人あたり 2000フラン (約500円) 取られたのだけれど、
意味が分からない。

ここまでかかった膨大な時間と、
こういう手間や諸経費を考えると
もしできるのであれば、
次回からはやっぱり会のお金を使って
自分達でやった方がいい、と思った。

契約書をきちんとして法を適用させれば、
なあなあになることも無いと思うんだけど、
どうだろう??

それを試す時間は残念ながら
もう残ってはいなそうだ。シラー