ようやく

を始めることができた。
話が出てからなんと8ヶ月。
お金を出してくれたコトヌの視覚障害者団体も
初めてのことで、お互い手探り状態ながら
何とかここまで辿り着くことができた。
結局、会に対して15万フラン (約3万円) を
貸し出してくれることになったのだけれど、
その15万フランを4人のメンバーで分けて
個人的に貸し出しを行うことになった。
会の活動は、金庫にあるお金で十分まわっているので、
今さらマイクロクレジットのお金を使って
行う活動が特に無かったからだ。
<マイクロクレジット概要>
◆ 合計金額 15万フラン (約3万円)
◆ 1人あたり 34,750フラン (約7000円) の貸し出し
(※4人で分配、契約のときの交通費や
書類代をひいて割った金額)
◆ 利率5%=計7500フラン (約1500円)
1人あたり 1875フラン (約400円)
◆ 返済は2ヶ月に1度で計3回
◆ 返済期間は7ヶ月 (最初の1ヶ月分は返済なし)
※利率の他にメンバーには
全体で合計1万5千フラン (約3千円) 多めに返してもらい、
その分は会の金庫に入れることになった。
気づけば最終返済日は2010年6月15日。
私が帰国するなんと、1週間前だった><
あ、危ない・・。
お金の使い道は、もともと商売で使う
とうもろこしや米などの買い付けに使う。
メンバーは元手の資金が無いため、
こういったものを後払いでお金を払っているのだが、
後払いだと値段が少し高くなる。
例えば・・・
とうもろこし1袋50キロの場合
現金支払い: 2万フラン (約4千円)
後払い: 2万3千フラン (約4600円)
(※時期によって値段は変動する)
となるらしく、手元に現金があってその場で支払えれば、
1袋につき 3千フラン (約600円) の利益が
単純に増えることになる。
本当は、何にどれだけのお金を使って
どれだけ利益が上がる見込みなのか、
1人1人に聞きたかったけれど、
それは難しかった。
「わざわざそんなこと聞く必要も無いだろう」
という雰囲気だったからだ><
返済が終わったときに、
ある程度の貯金が貯まってないと
意味が無いと思うんだけど・・。
いきなり借金の返済をしているメンバーもいたし、
超心配


ところで、今回のマイクロクレジット、
契約書のサインのためにコトヌまで行った
メンバーの交通費、書類代、
市役所での登録費を合わせると、
合計 11000フラン (約2000円) もかかってしまい、
その分メンバーに渡るマイクロクレジットの金額が
ずいぶん減ってしまった。
特に書類代は、当日になっていきなり
1人あたり 2000フラン (約500円) 取られたのだけれど、
意味が分からない。
ここまでかかった膨大な時間と、
こういう手間や諸経費を考えると
もしできるのであれば、
次回からはやっぱり会のお金を使って
自分達でやった方がいい、と思った。
契約書をきちんとして法を適用させれば、
なあなあになることも無いと思うんだけど、
どうだろう??
それを試す時間は残念ながら
もう残ってはいなそうだ。
