ベナンでの生活はすっかり日常化してしまった。
10月は活動の流れが悪かったこともあって
何となく、新鮮な驚きと発見と進展の無いまま
平穏な日常が過ぎていった。
そんな中、1つだけ自分の中で
変わったことがあった。
それは、10月18日(土)に、
近所の子、ジュストくんのバースディ

自分が企画してささやかなパーティを開いたことだった。

自分の誕生日や送別会を
開いてもらったことは数知れず、
なのに冷たいことに私は人のために
自分から何かを企画したことは今までほとんど無い><
そういうの苦手で面倒くさい、と思ってしまうのだった。
いつも私の頭の中は、
「自分」 と 「自分の夢」 のことでいっぱいだったから。
「将来の自分の夢」 のために必要なことばかりが
いつも優先されていた。
だけどベナンに来て、
「自分」 と 「将来」 のことだけでなく
もう少し「他の人」 と 「今」 に目を向けよう
と思うようになったのだ。
その小さな第1歩が、今回のジュストくんの
誕生日パーティー。

人が家に来るというので
わざわざ買出しに行ったのも初めてだった。
(今まで遊びに来てくれた人は
出せるものがほとんど無く、
水くらいしかふるまえなかった・・・
本当にごめんね><

簡単にホットケーキ (案の定、焦がしちゃったんだけど) と
パイナップル、そしてジュースをふるまい
プレゼントを渡した。
ジュストくんの家族と私の友達も来て、
本当に楽しい時間を過ごすことができた。
後日、ジュストくんのお母さんやお父さん、
招いた友達からあらためてお礼の言葉を言われ、
本当に嬉しかった。
自分の夢を叶えるときと
また全然別の種類の嬉しさであった。
