不思議な夢の真っ只中、
突然地面が揺れた、気がした。
「!また地震だ」

と、寝ぼけた頭でとっさに思ったが、
ただ人が走る足音

私の寝室は道路に面しているため、
人の話し声や足音がよく響くのだ。
なんだ、と思ったけれど
まてよ・・・と思った。
今までベナンで走っている人を見かけたことが、
ほとんど無かったからだ。
怪しい。
しかも、朝の5時。
しかも、全速力。
すると、それを追うかのように
さらにもう一人走ってきた。
ドッドッドッドッドッドッドッド
「どろぼう!どろぼう~~~!!!!」
はっ

さっき走っていったのは、
ひったくりか家に入ったどろぼうか・・?
息をひそめて行方を伺う。
その時、心の中でとっさにどろぼうの味方をした。
つかまったら殺される、と思ったからだ。
殺されなくても、どんなひどい目に合うか・・。
なぜなら、私がベナンに来る前、
路上でひったくりをした人 (多分) がつかまって
タイヤと共に炎上

という話を聞いたことがあったからだ。
(しかも、それは正義なので
殺した人は殺人罪に問われなかったらしい。)
ー数分後ー
男の人たちの話し声が聞こえ、
来た道を歩いて戻っていった。
どうやら見失ったらしい。
あ~怖かった

しかし、どろぼうがつかまらなかったってことは・・・
私の家も気をつけなくちゃ><
P.S. 後日、どろぼうは未遂だったことが発覚。
覆面をつけた2人組が、とある家に侵入を試みたらしい・・?