やっと終わった・・っていう感じで
達成感は思ったより感じなかった。
でもイベント後に会った人たちに
「よかったよ!」
と言ってもらい、
後日掲載された新聞記事を見たりしたら、
嬉しさがじんわりと後からやってきたのだった。


視覚障害者メンバーの自主性を感じることができて、
よかったと思っている。
自分たちでイベント開催を決めて、
Tシャツを作ることを決めて、
ござ作りを再開して、
歌と寸劇を自分たちでアレンジしていた。
ここまでメンバーの自主性を引き出すことができたのは、
私ではなく前任者の力である。
つい2年半前は活動が停滞していたことを考えると、
あらためてすごいと思った。
そしてイベント後、5名の視覚障害者が入会を希望してきたことも
また、一つの成果だと思っている。

もっとメンバーとの話し合いを促せばよかったということと
もっと仕事を分担できればよかったということ。
そして何より支出が多すぎたこと!
募金がたくさん集まったのに、
結局支出と合わせてプラマイゼロくらいだった。
途中何度も会長には、支出を抑えるよう
説得を試みたが突っぱねられ、
自分が思ったほど節約はしてくれなかった。
そして、イベントを通じて会の周りの
人間関係がより浮き彫りになった気がした。
市役所の人たちにも10枚招待状を渡したが、
結局1名しか参加してくれなかった。
「会長が嫌いだから、行きたくない」 と何人かに言われた。
自己主張の激しい、時に横柄な態度をとってしまう会長は、
市役所職員とCPSの上司から嫌われているらしい。
私自身はできるだけ市役所や上司とは
いい関係を作るよう努めているけれど、
私が間に入って解決できない
人間関係の深い問題があって
それがはっきり見えた今回のイベントだった。
これが、活動後半ならよかった。
だけど私の活動はここから始まる。
これからが大変、これからが始まりだな
とあらためて思うのだった。