ようやくスポンサー周りを再開した。
これまでまだ1日しか周ってないので、
本当に間に合うか心配でならなかった。
この日から怒涛の日々が始まった。
金曜日までの4日間、
とにかく1日中昼休み無しで、
会長と2人で30人近くを訪問・再訪した。
地元の有力者を含め、
区長や市議会議員、
国会議員などにも会いに行った。



とにかくストレスの溜まる毎日だった。
理由は、会長の態度。
とにかく横柄であまりにもひどいのだ。
「レターを出せ、早くしろ」
「携帯貸せ」
「ご飯代払え」
「いいからとにかく言うことを聞け」
こんな感じの言い方なのである。
そんな言い方されたら誰だって嫌だし、
すぐに口論になった。
口げんかのためのフランス語がまだ
ままならなかった私は、
「うるさい!」
「きらい!」
「その言い方がむかつくんだってば!」
と日本語で憂さ晴らし

なんでこんな言われ方されてまで、
毎日へとへとになりながらこの活動をやるのだろう、
と思い悩んだこともしばしばだった。
だけど、他のメンバーが楽しそうに
ござ作りをしているのを見るとやっぱりうれしいし、
何より自分の中に 「とにかく活動を形に残したい」
という強い思いがあり、それが支えになっていた。
結局金曜日が終わった時点で、気づけば
10万5千フラン(約2万6千円) 集まっていた。
ちょっと安心した、よかった・・。
何とかイベントが形になるかもしれない、
そんな希望がやっと持てた。