残暑お見舞い申し上げます。
ご無沙汰しております。
大阪はなてん古民家スペースぱれっと
主宰の居場所クリエイター®どてなべ。です。
裏はなてんにある
<ぱれっと>の奥には
知る人ぞ知る
お地蔵さまがおられて、
ご来店された方は
手を合わせてくださいます。
なぜ、祀られているかは
お越しになった際に
お話しさせていただいております。
さて、このお地蔵さまは
ずっと、この地で
地域の子どもたちを
見守っていただき、
毎年、地蔵盆として
8月24日に
お祭りを開催しております。
年によっては日を
ずらすこともございますので、
本年は
8月20日(日)
19:00
執り行うことになりました。

毎年、ご近所様にお手伝いいただき、
お預かりしている子どもの名を書いた
提灯を吊ります。(2017.8.16撮影)

そして、夜には
恒例の「数珠くり」です。
数珠くり(数珠まわし)とは・・・
「大数珠の輪の近くで鉦を叩く役が一人座り、この役が鉦を叩くと同時に大数珠を両手ですくいあげ、ゆっくりとまわす。お地蔵様の御真言「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」を百八つ交代でお唱えしながらまわし、大数珠の大きな房の部分が自分に廻ってくると、房に向かって頭をたれ、気持ちを込めて祈り、房を額に戴きながら廻す。
古来より地蔵盆の大数珠を体に当てると、邪気を払い除け、身を清めてくれると言い伝えられている。
また、大数珠は、祈願だけでなく、死者の供養や虫送り、雨乞い、日乞い、疫神送りなどの目的で修せられてきた。(略)前述の様に、地蔵盆は古来から、大数珠繰りの呪力でもって、村内の悪霊を村外へ鎮送する、神送り、仏送りの日でもあった。」
(出典:地福寺)
ところが、
この地蔵盆の
二代目お世話人である
ご夫妻が引退されることになりました。
そして、
これまで行ってきた
地蔵盆と数珠くりも
もう、終わる。という
お話になりました。
100年近く継続されてきた、ということ
なので、とても残念で残念で、
仕方がありません。
この記事を書いていても
涙が出そうです。
理由は
*お世話人さんが85歳の高齢になった。
*支えてくださったご近所さんも
高齢化したり、転居されたりした。
*お詣りする、または数珠くりをする
子どもたちがいない。
*運営するための資金(お供えなど)の
目途がたたない。
などなどです。
当然ながら、
どてなべ。が生まれる前から
お祀りされているので、
夏休み最後の
年に一回のこの行事が
楽しみで、
幼馴染みと遅くまで
外にいることが許されて、
いっぱいの思い出があります。
(上記の写真で寝てる?のは
おそらく、どてなべ。の
幼少期でしょう~)
ですから、
成人してからも、
結婚してからも、
子どもを授かってからも、
わが子が部活などで来れなくても、
兄や夫も
ずっと、お手伝いしてきただけに、
事情がわかっても、
時代の流れであっても、
よそが「数珠くり」を
やらなくなっても、
ずっと、続けてきてくれたことに
感謝しております。
だからこそ、寂しくてたまりません。
何とか続けられないものか?
この日本の関西の
風物詩を。
子どもたちのお地蔵さんを
年に一度、
子どもたちの、地域の安全を
見守ってくださるお地蔵さんに
お礼を言う。
それだけのことです。
小さくても、続けていきたい。
考えていきたい。
どてなべ。なのです。
まずは・・・・
「今年(平成29年度)で
すっきり辞めます。」との
お世話人さんにお願いして、
提灯吊りと
数珠くりは
行う運びとなりました。
平成29年
8月20日(日)
地蔵盆
午後7~8時くらい
数珠くり
今ではどこの地域でも
珍しくなった「大数珠」に
少しでも触れてみませんか?
回す時間がなくても
かまいません。
大人の方も大歓迎!!
お詣りをお待ちしております。
JRはなてん駅から徒歩3分!
*アクセス>>>★★★
お地蔵さまは変わらず、
ここにいらっしゃいますので、
いつでも
皆さんに手を合わしていただくことは
可能です。