In a sign of possible discord in the jury room, the judge in Scott Peterson's murder case lectured the panel Monday about the importance of deliberating with an open mind.

陪審員の審議で評決が出ないかもしれないらしい。この事件では第1級殺人(仮釈放なしの死刑)か第2級殺人(懲役15年か無期懲役)かで罪も大きく違う。事件に計画性があったかどうかに注目が置かれる中、弁護側は一貫して濡れ衣だと主張している。

事件を簡単に説明すると以下のようになる。

2002年クリスマスイブ、最愛の妻とまだ見ぬ子供を同時に失った悲劇の夫は、多額の懸賞金をかけて手がかりを探していた。当然マスコミはいっせいにこの悲劇の夫を報道し国民の注目を浴びていた。

その後、捜査に対する非協力的な態度や妻の車の売却や生命保険の受け取り、不倫など疑惑の行動が続いたある2003年4月、妻と胎児の死体がバークレイ(カリフォルニア)のマリーナで発見されると、夫スコット・ピーターソンは殺人容疑で逮捕。そのとき夫は金髪に顎鬚を生やし現金2万ドルを所持(普通アメリカで1000ドルを持ち歩けば麻薬の売人に間違えられる)。国外逃亡直前だったと報道された。

担当弁護士を解雇し、CNNのコメンテーターを務める著名な敏腕弁護士(Mark Geragos - マーク・ゲラゴス)が弁護につくと、ピーターソンは髭をそり短は短く、白いシャツにスーツ姿という清潔感で無実を訴える。その姿はあのOJシンプソン事件を思い出す。シンプソン事件では無罪の評決だったが今回はどうなるか。今しばらくこのニュースから目が離せない。

12人の陪審員が100%犯人であると断定できない限り有罪にはならない。アメリカの根底には「疑わしきは罰せず」という刑事法の基本原則がある。無実のものが罰せられてはいけないという正義がこのシステムを作り出したのではないだろうか。それゆえ裁判の行方はしばしば弁護士の腕にゆだねられるという矛盾も作り出すわけだが。

日本も導入する陪審員制度、本当に難しい制度であることを改めて認識させられる。放たして日本で上手く機能するのだろうか。